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大阪にもUberがやってきた 「Uber Taxi」大阪圏で開始、“霊感タクシー”の未来都とタッグ

霊感タクシーもUberで呼べるようになるのか……な?

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 Uber Japanと未来都は1月23日、大阪圏でUberのプラットフォームを用いたタクシー配車サービスを開始しました。

大阪にもUberがやってきた
Uber Japanモビリティ事業ゼネラルマネージャーのトム・ホワイト氏(写真=右)と未来都 専務取締役CCO(Chief Content Officer)の笹井大義氏

 Uberは世界の各都市で展開し、同社によると約7500万人の利用者がいるとする自動車配車サービスおよび配車アプリ。海外では自家用車も用いたライドシェアサービスとして知られます。

 未来都は大阪市、堺市、東大阪市などで営業する大阪圏のタクシー会社大手。近年では「霊感タクシー」(関連記事)などの取り組みで、タクシーの新たな活用シーンや在り方をあらためて提案する活動も盛んに行っています。

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(参考)未来都が実施する「霊感タクシー」

 具体的には、未来都のタクシーを配車アプリ「Uber Taxi」で呼べるようになります。スマホ操作でタクシーの配車予約ができ、クレジットカードなどの決済手段をあらかじめ登録しておけばキャッシュレス乗車も可能。営業エリアは未来都タクシーの営業エリアと同じ大阪市、堺市、東大阪市、八尾市、守口市、門真市、吹田市、豊中市です。2019年1月23日から2月22日まで、初めてUber Taxiを利用する人を対象に乗車料金を最大6000円分(最大3000円分×2回)割り引くキャンペーンも行います。

 Uberとタクシー会社の連携は、淡路島で行った実証実験(関連記事)を除くと、名古屋圏で展開するフジタクシーグループ(2018年9月開始)に続いて2例目。Uberはタクシー会社との連携を重視した日本戦略を打ち出しており、同アプリおよびプラットフォームを通じたサービスの全国提供を目指します。

配車アプリ「Uber Taxi」。配車依頼、行きたい場所の指示、支払いをアプリ上で済ませられる。想定ルートや予想所要時間、車両の現在位置などもチェックできる

 未来都タクシーのアプリ配車は、関東圏でも広く展開する別の配車アプリ「JapanTaxi」(日本交通グループのJapanTaxiが展開)にも対応しています。Uber Taxiでは、「到着時刻の共有機能」「GPSによるリアルタイム追跡機能」「運転手とユーザーによる相互評価機能」「過去乗車履歴確認機能」などの付加機能とともに、世界の各都市で既に展開するUberの同じアプリを使えるメリットも強く訴求したい考えです。例えば訪日外国人利用者や旅行者、同様に海外へ行く日本人旅行者なども該当すると言えます。

 なお大阪では2018年4月にUberによるフードデリバリーサービス「Uber Eats」も開始しています。Uberは、関西で初の「Uber TaxiとUber Eatsの両方が利用できる都市」としてもアピールしていくようです。

「霊感タクシー」もUber Taxiで呼べるのか……?

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