1億円が溶けていく……っ! スーパーカー「マクラーレン・セナ」が走行中に炎上、原因は調査中(1/2 ページ)
爆発炎上する様子をオーナーの海外YouTuberが撮影し、一部始終を公開しています。
伝説のレーサー「アイルトン・セナ」の名を冠する500台限定生産のスーパーカー「マクラーレン・セナ」が、走行中に原因不明の火災を起こして廃車になるという事件が海外で注目を集めています。消防隊によって消し止められるまでの一部始終を撮影した映像がYouTubeで公開されています。
このマクラーレン・セナのオーナーは登録者数154万人を誇る海外の人気YouTuber、Salomondrinさん。走行距離はわずか400マイル(約643キロメートル)だったそうで、事件が起きたのは納車から11日目。助手席に妻を乗せて、友人たちとドライブを楽しんでそうです。
ドライブ中に異変を感じて振り返ったSalomondrinさんは、後方から炎が上がっているのを確認。エンジンカバーから吹き上がる炎に身の危険を感じて、すぐさま脇道に入って停車し、炎上するマクラーレン・セナから脱出したSalomondrinさんは安全な距離まで離れてから、すぐに消防隊を呼んだそうです。
その直後からSalomondrinさんは動画撮影を始めたそうで、彼が公開した映像にはすでにエンジンがある車体後部から炎を上げ、周囲を赤く照らすマクラーレン・セナの姿が捉えられています。
徐々に火勢が強まっていく中、何かが爆発する様子もあり、勢い増していく炎によって、近づくこともままならない状況に。しばらくして、消防隊が到着した頃にはマクラーレン・セナの姿を判別するのが難しいほどの火勢になっています。あぁ、1億円が溶けていく……。
消防隊によって炎は消し止められましたが、そこに残ったマクラーレン・セナは見るも無残な姿……美しいカーボン製ボディは焼けただれ、大きなウイングはぺろんぺろんになってしまっています。「このハンドル、お気に入りだったのに……ちくしょう!」と、愛車の痛ましい姿にSalomondrinさんが愚痴をこぼすシーンも。悲しいなぁ……。
この事件の原因について、当事者であるSalomondrinさんは「エキゾーストから炎が出ていた」と証言しており、マクラーレン・セナに搭載されているインコネルとチタンを採用した新型エキゾーストシステムに、何らかの不具合があったのではないかと考えているそうですが、現在Salomondrinさんが契約している保険会社が調査を行っていて、詳細は明らかにされていません。
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