ニュース

「地方創生の趣旨に反している」「自治体の声をふまえてルール変更を」 泉佐野市がふるさと納税規制に反論

泉佐野市は2月1日からAmazonギフト券を返礼品としたキャンペーンを実施。

advertisement

  総務大臣が大阪府泉佐野市をふるさと納税の対象自治体から外す考えを示唆したとの報道をうけ、同市の千代松大耕市長が公式サイト上に「地方創生の趣旨に反している」などとするコメントを掲載しました

 総務省は過度な返礼品を規制する方針を打ち出しており、2017年度に受入額全国1位になった泉佐野市に対しても指標に反する自治体として、是正を求めていました。しかし、泉佐野市は2月1日からAmazonギフト券を返礼品としたキャンペーンを実施しており、規制への反抗とも受け取れるこのキャンペーンはネット上でも賛否を呼びました(関連記事)。

泉佐野市の「閉店キャンペーン」

 同市長は、「ふるさと納税制度は首都圏と疲弊する地方の税収格差を埋めることが趣旨であり、今その通りの状況になってきている」「地方自治体の意見を聞かずに条件を押し付けるのは身勝手である」「地方をコントロールしようとする総務省のやりかたは地方創生の趣旨に反する」と反論。総務大臣が発言したとされる「このような考えがまかり通れば、社会的にも、教育的にも、悪影響が大きい」との言葉に対しては「多くの自治体が財源確保に苦しんでいることを認識しながら、自治体とコミュニケーションをとらず、一方的に条件を押し付け、意に沿わない自治体を悪だと公言することが肯定されてよいのか」と強く非難しています。

advertisement

 同市長は現在のふるさと納税について「現在の制度が完璧だとは思っておらず、改善が必要な点もある」としながらも「ルールを変更するなら社会から意見を求め、自治体の声を聞き、十分に議論した上で取り組むべき」としています。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
  2. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」【大谷翔平激動の2024年 現地では「プレー以外のふるまい」も話題に】
  3. 友達が描いた“すっぴんで麺啜ってる私の油絵"が1000万表示 普段とのギャップに「全力の悪意と全力の愛情を感じる」
  4. 毛糸6色を使って、編んでいくと…… 初心者でも超簡単にできる“おしゃれアイテム”が「とっても可愛い」「どっぷりハマってしまいました」
  5. 60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
  6. 真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
  7. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  8. 刺しゅう糸を20時間編んで、完成したのは…… ふんわり繊細な“芸術品”へ「ときめきやばい」「美しすぎる!」
  9. 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
  10. 皇后さま、「菊のティアラ」に注目集まる 天皇陛下のネクタイと合わせたコーデも……【宮内庁インスタ振り返り】