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リクルートスーツは「人生の衣装」 岡本夏美が就活生役に挑戦、その仕事観を聞いてみた

「賭ケグルイ」「Back Street Girls -ゴクドルズ-」などインパクトの強い役が続く中、今回は等身大の女の子に。

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 「賭ケグルイ」の西洞院百合子役や「Back Street Girls -ゴクドルズ-」の山本アイリ役など人気漫画の実写作品に相次いで出演し、雑誌『non-no』3月号からは同誌専属モデルとしてキャリアを着実に積む岡本夏美さんが、戸田建設のWeb動画で将来に悩む就活生を演じています。

 今回は、Web動画に絡め、自身は女優に”就職”した岡本さんの仕事観ついて聞きました。

―― 岡本さんは、「賭ケグルイ」「Back Street Girls -ゴクドルズ-」と話題の作品に出演されていますが、原作のインパクトが強いキャラクターに負けない演技が要求されていると思います。対して、今回は一般的な就活生を演じられていて、演技の幅も感じましたが、何か演じ分けで気をつけたところはありますか。

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岡本夏美(以下、岡本) 漫画原作のものは、漫画にお芝居のヒントがたくさんちりばめられているので、じっくり読んで表情やしぐさを切り取ってお芝居することが多いのですが、今回のように等身大の人物を演じる場合は、作りすぎず、ナチュラルに、20歳の自分そのままを出せるよう演じました。

―― 今回は就活生役を演じていますが、女優に“就職”したといえるご自身の経験を踏まえた“就職の気構え”みたいなものがあれば教えてください。

岡本 私は中学入学と同時にこの世界に入ったので、学業の隣にはいつもお仕事がありました。当時は、土日や放課後などの時間でお仕事をしていたので、いわゆる“部活感覚”でしたが、たくさんの先輩方や、監督、スタッフの皆さんと出会って、大人数で、丁寧に1つのことを作り上げていることに感動したので、私自身も一つ一つ丁寧に積み重ねていこうと思ってやっています。

―― 芸能界入りは小さい頃からの夢だったのでしょうか。

岡本 今回のWeb動画でも「自分のやりたいことなんて簡単に見つからない」というせりふがあったんですが、私も小学生の頃、周りが将来の夢を抱く中、自分にはそうした夢が見つからなくて、それがすごく怖かったんです。

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 でも、“洋服が好き”というのは自分でもはっきりと感じていて、そこからファッション誌を買うようになり、モデルという仕事を知り、いまこうしていろいろなお仕事をやらせていただいている。そう考えると、何が将来につながるか分からないし、どんなに小さいことでも未来って変わるんだな、と思っています。

―― では、異業種ともいえる、いわゆる一般的な社会人/会社員にはどんな印象をお持ちですか?

岡本 私はバイトの経験もなくて、友人や同級生が経験している、一般的なお仕事の想像がつかないんです。きっと、皆さんが「芸能界ってどんな感じだろう」と思うのと一緒の感覚ですね。

 でも、うちは共働きで、両親が働いている姿を見て育ったので、やってみたいという憧れはあります。私の仕事は、出演させていただく作品が数カ月ごとに変わっていったり、全く違うジャンルの仕事もいただいたりするのですが、いわゆる一般的な社会人の方のように、1つの仕事に長期的に向き合っていくようなスタイルは本当に尊敬できます。

―― 今回リクルートスーツを着て撮影されていましたが、着た感想や、リクルートスーツに対しての印象があれば教えてください。

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岡本 意外と……いいんじゃないかなって思っていたんですが、どうでしょうか?(笑)

 自分自身に新鮮さを感じられてうれしかったですし、みんなと同じ経験ができてよかったです。リクルートスーツにはいろいろな意見があると思いますが、私は「そのときしか着られない勝負服」として、すごくいいなと思っています。

 高校生の頃、制服をダサいものと感じた時期もありましたけど、着られなくなるとすごく恋しい。リクルートスーツも、そんな思い出深い“人生の衣装”になるんじゃないかなって。社会人になって何年かして、街でリクルートスーツを着て頑張っている人生の後輩に対して「自分もこんな時代があったな」って思うのも、すごくすてきですよね!

―― 『non-no』の専属モデルにもなられ、女優とモデルのキャリアを積んでいる姿を見ると、複業やパラレルキャリアなど、さまざまな働き方が認められるようになった時代と重なる部分があります。昨今の働き方の柔軟性についてはどう思われますか?

岡本 女優とモデルは、職業として、そして技術的にも違うのですが、一貫性があると感じたことがありました。それは、女優の仕事でモデルに近いYouTuberとして、メイクの紹介をさせていただいたとき。そのときにモデルの経験が生きた、というかつながったなと思って、すごくうれしかったんです。だから、どんな仕事でもつながる可能性はあるし、それがつながったらきっとすごくすてきなことで、そういう柔軟性のある仕事ができる人は憧れますし、私もそういう人になりたいなと思っています。

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本編では見られない、戸田建設の作業着を着た岡本さんのオフショット。か、かわいい……!

―― 最後に、これから就活に向けて頑張る人に一言お願いします。

岡本 私は実際に就職活動はしていませんが、いろいろな企業をまわって、考えて、やりたいことを見つけてもらえたらと思います。一つ一つ向き合っていけばきっとすてきな世界が待っていると思います。私も一緒に頑張りたいです。



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