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「ペイペイ使えます」 30円の釣り堀がある街、【曳舟】に残る“昭和”(3/3 ページ)

「名前しか知らないあの街」に自転車で行ってみる。

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 偶然隣にいたご老人が、百花園の歴史を話してくださった。めちゃくちゃ歴史に詳しく、百花園の逸話を次々に語ってくれてびっくり。乃木(希典)将軍がまだ幼かった昭和天皇の教育係としてここに連れてきてお守りをされたんですって。え、マジで!? そんな由緒ある場所だったの?

 ちなみにご老人が指差している石碑は200年前の当時のもの。バリバリ江戸時代やんけ……。表面が一部剥がれているんですが、それは世界大戦の東京大空襲で焼かれたせいだそうな。

 なんだかんだ、30分以上立ち話してしまった。百花園の歴史だけでなく、向島の歴史まで深く知れてとても勉強になった。ありがとうございました。

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 まだ満開……とはいきませんが、梅がちらほらと咲き始めています。

 百花園は文化元年(1804)に骨董商の北野屋平兵衛という人が建てたんですが、後々さまざまな文化人も混じって庭園建設が広がり、どこにどんな木をどこに植えるか……ってのを決めていったそうな。

 例えば、木の杭とひもの柵は当時のままを再現しているらしい。あ、ちなみにここで語っていることは全て歴史に鬼詳しいご老人に教わりました。

 見事な竹の絵。かつてこの絵を半紙に写そうとする人が後をたたなかったそうで、今は禁止されています。

 萩のトンネル。なんか風流でいいですな。そういえば一眼レフカメラで梅や風景を撮影している人が大勢いた。野鳥も飛んでて、なるほどこれはよい憩いのスポット。

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 百花園の中に「多賀神社」があった。土台を含めても高さ160センチくらい……? こんなコンパクトな神社ってあるんだ。

 どこに行ってもスカイツリーが追いかけてくる。存在感ありすぎ。

 隅田公園内にある牛嶋神社に来てみました。その名の通り、牛さんが祀られています。

 大小2体の狛犬が見つめ合う? にらみ合う? 図。

 自分の体の悪い部分と同じ牛さんの箇所をなでると、快方に向かうそうです。足が悪い人は足をなでるといいそうな。正岡子規を「横向きのオッサン」としか認識していないほど頭が悪いので、頭をなでておきました。

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 造形が地味にすごい。カッコいい。

 同じく隅田公園敷地内に「釣り堀」があったんですが、利用料金が30円ってどういうこと? 1時間30円? だとしても値段設定おかしくない?

 管理人のおじさんに確認してみたら、「いや、1回30円だよ。午前と午後で入れ替え制だから、1日いると60円ね」とのこと。

 いやいやいや! おかしいだろ! 墨田区の運営だからとはいえ、安すぎるだろ! ガリガリ君1本分の価格で釣りが丸1日楽しめちゃうなんて狂っているだろ!

 釣り好きの方、行かれてみてはどうでしょうか。

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 微動だにしないおじさんがたくさんいらっしゃいました。寒くないのかな……。まあ、真冬にロードバイクで走り回るのも狂気の沙汰ではないかもですが。

 曳舟周辺を走り回って分かったことは、「駅の西側(隅田川との間)が見どころが多くてオススメ」ってことです。東側はそうでもなかったです。

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