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視聴者はデレが見たい 「かぐや様は告らせたい」12話で原作未読組が満足しながらも「ん゛ん゛ん゛ん゛!」となった理由

これはもう2期やってもらうしかないですねぇ?

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 テレビアニメ「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」(かぐや様)が最終第12話の放送を終えました。終始好評なまま無事最終回を迎えた同タイトルですが、原作漫画未読組は最終話の出来に満足しながらも内心「ん゛ん゛ん゛ん゛!」っとなった人もいたはずです。一体どういうことなのか、簡単にご紹介いたします。

 なお、本記事は「かぐや様」12話のネタバレを含みます。

 「かぐや様」は、赤坂アカさんが『週刊ヤングジャンプ』で連載中の同名の漫画をアニメ化したもの。2019年1月12日に第1話が放送されました。超名門校である「秀知院学園」の生徒会長「白銀御行(しろがねみゆき)」と副会長の「四宮かぐや(しのみやかぐや)」の2人が、お互い「自分に告らせる」ため“恋愛頭脳戦”(という名のポンコツ合戦)を繰り広げます。

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 最終第12話は、第11話ラストの「花火の音は聞こえない 前編」から続く後編。財閥の令嬢として厳しく育てられたため夏休みの思い出を作れてこなかったかぐやが、初めて友だち(生徒会メンバー)たちと一緒に花火大会に出かけられる……というところで、父の執事たちに止められてしまいます。

 失意に涙を流すかぐやでしたが、侍女の早坂の協力により屋敷から抜け出すことに成功します。しかし、どうにか会場にたどり着いた頃には、すでに花火大会は終わっていたのでした。再度泣き出してしまうかぐやたちでしたが、ついに合流した白銀(+生徒会メンバーたち)と一緒にタクシーに乗車。別の花火大会会場へ全力で直行し、ついに皆で花火大会を見られたのでした。

 その時、かぐやの視線は花火ではなく、自分のために尽力してくれた白銀の顔の方へ。心臓が高鳴り、「花火の音は聞こえない」……。実に素晴らしいサブタイトル回収です。そしてこれは最終話、かぐやはどうみても白銀にほれた! よし“恋愛頭脳戦”は完全に白銀が勝ったな、風呂入ってくる!

 そして迎えた新学期。白銀は花火大会当日にテンションが上がるあまり、かぐやにキザっぽいせりふを散々言ってしまったことを“黒歴史”としてもだえていました。一方かぐやは照れのあまり、「好き避け」してしまう状態に。

 これはもう、告白とまではいわなくとも、かぐやの相当にデレッデレになった姿が見られるに違いない! よしこい! ……と思いながら見ていたら、かぐやが言葉を切り出そうとした瞬間に黒歴史にもだえた白銀が生徒会室から逃げ出して話は終わりました。ん゛ん゛ん゛ん゛! あともうちょっと耐えんかい白銀ぇっ! あの日のお前は超イケてたぞぉっ!

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 1話から尋常ならざる戦略により、“恋愛頭脳戦”を優位(?)に進めてきたかぐや。定期的にポンコツな一面を見せながらも基本常に凛として、そしてツンとした姿が多かっただけに、最終話でポンコツ的な意味じゃなくかわいらしい姿が……見られへんのかーい! となった人もいたと思われます。筆者もその1人です。

 しかしこれは、原作漫画に忠実な展開。実際はこれから先もまだまだ続くため、かぐやと白銀が結ばれるとしてもまだ先ということです。が、アニメだとここで終わりなわけで、最後までかぐやのデレた姿が見られなかったアニメ組は「ん゛ん゛ん゛ん゛!」となりました。

 とはいえ、この終わり方は「続きが見たい! よし、原作読むか!」となるので、“うまい”手法であるのも間違いありません。自分からまんまと術中にはまりに行くのも良いでしょう。そしてぜひ、アニメ2期にも期待したいところです。本当に面白かったので。

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