レビュー

悲劇「ストロベリーナイト・サーガ」8話 二階堂ふみ(刑事)と山本耕史(容疑者)の残酷な「ロミオとジュリエット」(2/2 ページ)

泣き出しそうな亀梨和也の表情に胸がぎゅっとなる。

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 フジテレビ公式サイト・マスカットで山本耕史は玲子と牧田の関係性について「『ロミオとジュリエット』のような“結ばれない恋”を感じ、とても切ない」と語っている。立場上好きになってはいけない相手と恋に落ち、不幸な偶然が重なった末に命を落としたロミオとジュリエット。

 “知らずに逢うのが早すぎて、知ったときにはもう遅い。憎らしい敵(かたき)がなぜに慕わしい。恋の芽生えが恨めしい。”

 “お父様と縁を切り、その名を捨てて。それが無理なら、せめて私を愛すると誓って。そうすれば、私はキャピュレットの名を捨てましょう。”(河合祥一郎訳『新訳 ロミオとジュリエット』角川文庫)

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 牧田が玲子に正直だったら。隠しごとがなかったら。愛すると誓っていたら。玲子はどこかのタイミングでジュリエットのように立場を捨てようとしたのではないかと思ってしまう。最後、泣き叫ぶ玲子を見ながら呆然と立ち尽くす菊田の姿も痛々しかった。前回、雨の中で手をつなぐ玲子と牧田の姿を見て静かに失恋した彼が、今回さらに打ちのめされてしまった(もうやめて!とっくに菊田のライフはゼロよ……)。

 予告によると8話で語られなかった事件の真相については今夜9話へ持ち越されるもよう。

菊田の玲子への思いは放置されたままなのか? イラスト/まつもとりえこ

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