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山形県沖地震の前に地震雲が出ていた? → 雲研究者が否定「全て気象学で説明できる」
陰謀論にもご注意を。
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6月18日に起きた山形県沖の地震に関連し、SNS上で「地震雲が出ていた」などとする投稿が多数拡散されています。これに対し、雲研究者の荒木健太郎さんが「雲の状態から地震の影響等は判断できません」とツイート。「『地震雲』と呼ばれる事の多い雲は全て気象学で説明できる」と説明しています。
荒木さんは「雲は地震の前兆にならない」ことについてこれまでに複数回投稿している他、著書である『雲を愛する技術』でも説明しています。それによると、世間で「地震雲」と呼ばれるものの中で多いのが「飛行機雲」と「波状雲」であり、「地震雲という考え方は、(中略)たまたま空を見上げた時に目に入った雲や、大きな地震の後に見かけた至って普通の雲に当てはめられている」と記しています。
また、今回の地震についてTwitterの一部ユーザーが「政治的な思惑で起こされた人工地震」などと発言したことで、「人工地震」がトレンド入り(ツイートの多くは「人工地震」の信ぴょう性に疑問を投げかけるものでした)。大きな自然災害が起きたときにはさまざまな根拠のない言説がSNSに投稿されますが、誤った情報を拡散しないために、真偽をよく確かめるよう心掛けましょう。
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2018年の投稿
2016年にも
気象学でほぼ説明できる
画像提供:荒木健太郎さん
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