傘を拾ったら「タスケテ」の文字が…… 意思が宿った傘を描いた創作ホラー漫画のオチにゾクリ
因果応報。
出かけた先で雨に降られ、偶然にも傘を見つけて開くと、そこにはたくさんの文字が――。そんな雨の日続く梅雨の時期にピッタリな「B級ホラー」と投稿された3ページの創作漫画が、思わずヒヤッとする展開で注目を集めています。
「うわ雨かよォ…」と嘆いたタイミングでちょうど見つけたのは、年季が入った1本の傘。「失敬するには丁度いーや」と手に取り開くと、中には必死に叫ぶかのように大量に書かれた「タスケテ」の文字が……!
びっくりして傘を落とし、もう一度確認すると文字はなくなっています。おかしいなと思いつつ再び傘を手に取ると、今度は「アッチ」という文字と矢印が現れ、拾った男性を誘導するような動きをみせます。「そうか、こいつはこうやって誰かに自分を届けてほしかったんだな」と感じた男性は、傘が行きたがっている家まで持っていくことに。
目的の家まで着くと「アリガトウ」と傘に感謝される男性。そしてその場に傘を置き、「きっと持ち主の事が大好きなんだなぁ」と“モノ”の心に触れる貴重な体験をしたことで、良い気分になって帰る彼でしたが、その後ろでは家から出てきた人が傘に食べられるようにして倒れる姿がありました。
傘に食べられた男性は、家から出てきて傘を見つけた際に「……ウソだろ…この傘…アイツの…」と呟いており、一方で傘には「ミツケタ」の文字が。傘に宿っていたのは亡くなった持ち主そのもので、恨みを晴らすためにここまで届けてもらったのでしょうか。どしゃ降りの雨音に紛れて、骨の折れる音が鳴っている描写が生々しい……。
作者はさまざまなイラストや漫画を公開している綿塚(@doggg42)さん。コメントではラストのオチに「鳥肌」「怖い…」「こういう話好き」といった声から、いろいろ想像が膨らむひねりのある展開と、それを3ページにまとめた内容に称賛の声が寄せられています。
画像提供:綿塚(@doggg42)さん
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