メルカリ、鹿島アントラーズの経営権を取得 ブランド強化でユーザー拡大目指す
メルカリがアントラーズの親会社に。
フリマアプリを運営するメルカリは7月30日、プロサッカークラブ「鹿島アントラーズ」の経営権を取得すると発表しました。メルカリは「独立したクラブ運営を尊重しながら、当社が持つ経営ノウハウを活用し、ファンやサポーターの皆様に愛され、世界に挑む鹿島アントラーズのさらなる発展をアントラーズファミリーとしてサポートして参ります」とコメントしています。
運営会社「鹿島アントラーズ・エフ・シー」の株式の61.6%を取得する契約を日本製鉄と結びました。譲渡は8月30日付。取得額は約16億円。「鹿島アントラーズ・エフ・シー」の2019年1月期決算は、売上高が約73億円、純利益が4億2500万円でした。
メルカリは2017年から鹿島アントラーズをスポンサーとして支援していました。国内三大タイトル最多優勝を誇るJリーグの強豪である鹿島アントラーズの強いブランド力を活用し、メルカリとメルペイの顧客層拡大につなげたい考えです。
また、鹿島アントラーズと、ホームタウンである茨城県の鹿行地域と一体となり、地域社会・スポーツ事業の振興に貢献し、「全てのアントラーズファミリーの皆様に愛されることを目指します」とのことです。Jリーグ規約を始めとするJリーグの諸規定、日本サッカー協会が定める諸規定を順守し、Jリーグが掲げる理念、活動方針、「Jリーグ百年構想」の推進のため、クラブヘの支援を継続するとしています。
1947年創部の「住友金属工業蹴球団」から運営してきた日本製鉄はクラブ経営を離れ、成長著しいネット企業に交代することになります。Jリーグでは、サイバーエージェントがFC町田ゼルビア(J2)を買収しているほか、ミクシィがFC東京(J1)に出資しています。
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