ニュース

てんいんさんのては…とてもすごいです! こぐまのケーキ屋さん(56)「てんいんさんの まほうの て」おまとめ こぐまのケーキ屋さん

やさしくてあたたかい魔法の手。

advertisement
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 漫画家のカメントツ先生(@computerozi)がTwitter上で連載中の「こぐまのケーキ屋さん」。今週は第276話~第281話を振り返ります。

作者:カメントツ

1986年生まれ、愛知県出身。デザイナー、イラストレーターを経て2014年から漫画家としての活動を開始。現在は小学館「ゲッサン」で「スタッフがおいしくいただきました」連載中。ほか代表作に、「カメントツのルポ漫画地獄」(オモコロ)、「カメントツの漫画ならず道」(ゲッサン)など。

Twitter:@computerozi

「あたまがずきずき」

「おなやみかきごおり」

「てんいんさんの まほうの て」

夢でも現実でも、店員さんの手は“まほう”の手

 お店で眠気に誘われ、居眠りしていたこぐまさんが夢で見たのは、ツノが生えてミラクルパワーに目覚めた店員さん。「あいたぞ!」と指一つでビンを開け、ビルも指だけで持ち上げちゃう! そんなすごい魔法のような手を持つ“超(スーパー)店員さん”とも言える姿に、こぐまさんは大興奮。目を覚ましてからも嬉しそうに店員さんに話します。

 その話をどれも無理だと思って聞いていた店員さんですが、こぐま店長の「おまけにゆびから…ぱちん とおとがします!」という話がでてきて、「こうですか…?」と指を鳴らしてみせます。すると、指パッチンを知らなかった店長はビックリ。「びむ(※ビーム)もでますか…?」と真剣に考え出す店長がかわいいです。

advertisement

 不思議がるこぐま店長に、「中指と親指を強く重ねて…重ねた中指を親指にむけて勢いよくずらす!」とやり方を教えてあげる店員さん。見事、店長の手から「ぱちん」と大きな音が鳴りましたが、自分の音に驚いてそのまま倒れてしまいます。心配する店員さんが、かるく頭を打ったこぐま店長の頭を撫でると、「なでていただくと…いたいのがへりますね…!」とこぐまさん。そして「てんいんさんのては…びむもみさいるもでませんが…とてもすごいです!」と、ナデナデされて幸せ一杯になった笑顔で伝えるのでした。現実でも、こぐまさんにとって店員さんの手は魔法の手!

 ちなみに今回登場した“ツノが生えた店員さん”は、第23話「せいちょう」(参照)でこぐま店長が紙に描いた、店員さんの成長イメージ図。「びむもでる」「とべる」「ひざみさいる」と、その豊かな想像力に驚かされた思い出ですが、今でもやっぱり店長は店長なのがわかるエピソードでもありました。一方で、お互いを想う絆は、グングンと“せいちょう”しているこぐま店長と店員さん。さらにこの先ふたりがどうなっていくのか、店長のようなワクワクする想像力を働かせてみるのも面白いかもしれません。

店員さんの頼もしさも“せいちょう”しているのがわかります

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.