マスオとジャムおじさん役の増岡弘さんが高齢のため卒業 田中秀幸さんと山寺宏一さんへ
本当に長い間お疲れさまでした。
俳協は8月5日、「サザエさん」のマスオ役と「それいけ!アンパンマン」のジャムおじさん役を務める増岡弘さんが、「高齢のため」この2つの役から卒業することを発表しました。後任として、マスオ役は田中秀幸さん、ジャムおじさん役は現在も「めいけんチーズ」と「カバオくん」などを担当している山寺宏一さんが担当します。
増岡さんは、マスオ役を約40年間、ジャムおじさん役を約30年間務めてきました。俳協は今回の卒業について、以下のようにコメントしています。
毎週番組を楽しみにしていただいている視聴者のみなさま、家族のように温かいスタッフ・キャストのみなさまにはご心配とご迷惑をおかけすることとなり、誠に申し訳ございません。
長い間たくさんの方々に愛されているこれらの番組に携われたことは、本人はもとより事務所としても大変光栄なことでした。
本当にありがとうございました。
また、みなさまにおかれましては事情ご賢察のうえ、お問合せ・取材等は何卒ご容赦くださいますようお願いを申し上げます。
今後とも変わらぬ番組への温かいご声援、ご支持をどうぞ宜しくお願い申し上げます。
フジテレビではマスオ役の交代について、増岡さんから卒業の申し出があったことを明かしています。8月18日の放送が増岡さんの最後の出演となり、8月25日の放送から田中さんが演じるとのこと。
田中さんはマスオ役を演じることについて、以下のようにコメントしています。
このたび増岡弘さんから、フグ田マスオ役を引き継がせていただくことになりました。これまで同様、皆様に愛されるマスオでいられるよう、精一杯演じさせていただきます。よろしくお願いいたします。
「サザエさん」プロデューサーの渡辺恒也さんは、以下のようにコメントしています。
1978年6月11日の放送以来41年間、マスオさん役を演じ続けてくださった増岡さんに、心から感謝申し上げます。いつも穏やかで優しいマスオさん像を作り上げてくださって、本当にありがとうございました。
増岡さんからバトンタッチを受ける3代目のマスオさん役は、これまでにもさまざまな役を演じてこられ、幅広い表現力に定評のある田中秀幸さんにお願いすることになりました。オーディションを行った中で、マスオさんのいろいろな場面での感情表現を、バリエーション豊かに演じていただける確信を持ち、スタッフ満場一致で決定しました。
これまでのマスオさんのキャラクターを引き継ぎつつも、田中秀幸さんならではの新しいマスオさん像を作っていってくださることを期待しています。
また、ジャムおじさん役は、8月9日の放送が増岡さんの最後の出演となります。山寺宏一さんはジャムおじさん役を演じることについて、以下のようにコメントしています。
増岡弘さんは演技だけでなく、そのお人柄も含めてジャムおじさんそのものです。代われる人などいません。でも30年以上、その優しさと温かさにふれてきた者の一人として、少しでも増岡さんのジャムおじさんに近づけるよう、精一杯つとめさせて頂きます。
「それいけ!アンパンマン」プロデューサーの高橋雄一さんは、以下のようにコメントしています。
ジャムおじさんがパンに命を吹き込むように、増岡さんには番組に、愛と勇気を吹き込んでいただいてきました。30年以上の長きに渡り、「それいけ!アンパンマン」を支えていただき、心より感謝申し上げます。収録スタジオでお会いできないのは寂しいですが、これからも増岡さんに安心して観てもらえるような番組作りをして参ります。
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