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歌姫「初音ミク」の人気強し ヨーロッパで見かけたガチすぎる「痛車」レポート、欧州を駆け巡る強者との出会いも(1/2 ページ)

ヨーロッパのオタクイベントを取材したときにみかけた痛車を紹介。

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 海外で日本のアニメや漫画、ゲームなどのコンテンツが高い人気を得るようになっている中で、作品に登場する「キャラクター」をフィーチャーしたデザインラッピングを施したカスタムカー「痛車」にも注目が集まるようになっています。


海外でも高い人気を誇る「初音ミク」の痛車。これはドイツのイベントで撮影

 日本では全国各地で愛好家が集まるイベントが開催されるなど、すでに定着した「文化」ですが、海外ではどのような痛車が見られるのか。

 国内外でさまざまな痛車イベントを取材している筆者が、北米編に続く第2弾として「ヨーロッパ」のイベントで見かけた痛車と現地ファンの温度感を紹介していきます。

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だい プロフィール

アニメや漫画、コスプレ、痛車などを扱うブログ「なんだかおもしろい」管理人。日本だけでなく、東南アジアや北米、欧州など海外のオタクイベントも積極的に取材。カメラ好き。 Twitter

スイス、ドイツなど欧州を駆け巡る強者も

 まずは、スイスの日本ポップカルチャーを紹介するイベント「JapAniManga Night(ジャパニマンガナイト)」で展示されていた痛車を紹介しましょう。

 「JapAniManga Night」の会場となった「世界経済フォーラム」があるのは、ヨーロッパ屈指のリゾート地として知られるダボス。参加していた痛車オーナーたちに話を聞くと、決して交通の便が良い場所ではないのですが、自分の痛車でアルプス山脈を走り、さらには痛車を展示できることは素敵だと語っていたのを覚えています。

 まだまだ数は少ないながらも、「新世紀エヴァンゲリオン」のアスカ、レイ、そして新劇場版から登場したマリの3人をフィーチャーした痛車と、「緋弾のアリア」のアリアとレキをフィーチャーした痛車が並べられていました。どちらもガッツリと手をいれた痛車に仕上げられていて、ここは日本かと錯覚しそうなクオリティでしたね。


「JapAniManga Night」で現れた、「新世紀エヴァンゲリオン」仕様の痛車。両サイドには惣流・アスカ・ラングレー、真希波・マリ・イラストリアス、綾波レイが描かれています

「緋弾のアリア」仕様の痛車

 次に紹介するのはドイツ・デュッセルドルフで開催されたイベント「DoKomi(ドコミ)」で撮影した痛車です。

 前述のスイスで開催されたイベントと同じく、日本のポップカルチャーを紹介するイベントですが、「DoKomi」は60万人以上を超える人口のデュッセルドルフで開催されていて、2016年の参加者数は2日間のべ3万1000人を記録している大型イベントです。

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 来場者が多いだけあって集まった痛車もかなり多く、このときは30台以上の痛車・痛単車が展示されていました。現地のオタクが足をとめて、痛車と記念写真を撮るなどして楽しんでいました。


イベント「ドコミ」仕様のオープンカー。オリジナルキャラクターが描かれていて、ナンバーは「DOKOMI」

 こちらはオリジナルキャラクターの男性・女性をフルラッピングしたオープンカーです。青と紫を基調にオシャレですごくイケてるデザイン。海外でイベントキャタクターをデザインした痛車は非常に珍しく、「DoKomi」ならではの痛車です。

 また、日本でも人気の「スマートドール」の生みの親であるダニー・チューさんがデザインしたキャラクター「末永みらい」仕様の痛車のほか、日本だけでなく海外でも高い人気を得ている「初音ミク」、そこに関連して根強い人気を誇る「ブラック★ロックシューター」、人気アニメ「ソードアート・オンライン」など、さまざまな作品のキャラクターをフィーチャーした痛車が集まりました。中には「涼宮ハルヒの憂鬱」と「エルフィンリート」をダブル推しした痛バイクなんかもあって、なかなか見応えのある展示でした。


末永みらい仕様の痛車。フロントガラスにはたくさんのスマートドールを配置

カウルには「涼宮ハルヒの憂鬱」、サイドには「エルフェンリート」が描かれたKAWASAKI NINJA

メーターにも細工してるのはこだわりを感じる

「ブラック★ロックシューター」仕様の痛車

「ハイスクールD×D」仕様の痛車2台。協力して展示していました

初音ミク仕様の痛車

 スイスとドイツのイベントで見かけた痛車を紹介しました。今回取り上げた「JapAniManga Night」と「DoKomi」の開催日程は1週間ほどズレていましたが、その間に同じ痛車を見かけてびっくりました。


スイスのイベントにも来ていた「新世紀エヴァンゲリオン」仕様の痛車がドイツのイベントにも来ていました

 オーナーに改めて話を聞くと、スイスやドイツ以外にもフランスやイタリアへも足を運んで痛車を展示していて、展示はもちろんその途中に通る素敵な道のりをドライブするのが楽しみなのだとか。アルプス山脈を超えるのはすごく楽しかったと喜んでいました。めっちゃアクティブですね。

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だい

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