5000台の痛車を撮り続けた男が語る 外国人観光客も訪れる「聖地」秋葉原UDX駐車場がマジで愛されるワケ(1/3 ページ)
撮り続けて8年、約5000台の痛車を撮影してきた担当者にインタビューしました。
近年、オタク向けのイベントに限らず、さまざまな機会で目にすることが増えてきた「痛車」。アニメや漫画などに登場するキャラクターたちの大きなイラストをボディに描いたカスタムカーの一種として、ガチなオタクだけでなく一般層も取り込んで、いまでは立派なカスタムジャンルとして人気を集めています。
そんな「痛車」を愛するオーナーたちから、”痛車の聖地”として長年親しまれているスポットがあります。それは東京都千代田区にある「秋葉原UDX駐車場」。痛車が集まるイベント(ミーティング)を定期的に開催して、オーナーたちの集いの場を提供するだけでなく、スタッフが自慢の愛車を撮影してくれる「痛車スナップ」サービスで人気を集めています。
そんなスナップサービスも今年で8年目に突入して、これまでに撮影してきた痛車は約5000台。この機会に秋葉原UDX駐車場で痛車スナップサービスを担当している駐車場綜合研究所の阿部さんにインタビューを実施! サービスを始めたきっかけから、「これまでに一番印象に残っている痛車」「昨今の痛車界隈の動向」「ぶっちゃけ儲かるのか?」など、いろいろな話を聞いてきました。
2011年からスタート、約5000台の痛車を撮ってきた男
秋葉原UDX駐車場の痛車スナップサービスが始まったのは2011年1月3日。記念すべき第1号はゲーム「クイズマジックアカデミー」に登場するキャラクター「ルキア」を推した三菱「コルト ラリーアート」でした。
駐車場内の通路など、ならではの「映える場所」に痛車を置き、照明などの機材にも気を配った本格的な撮影を行っており、ブログやFacebookで撮影した痛車の写真をほぼ毎日投稿し続けています。
撮影を終えると、オーナーには写真のデータだけでなく、秋葉原UDX駐車場特製のクリアファイルやシール、駐車場60分サービス券といったノベルティのプレゼントもあり、この「痛車SNAP by UDX駐車場」と書かれたシールは痛車オーナーにとってちょっとしたステイタスにもなっています。ご当地ワッペン的な感じですね。
始めたきっかけは? マナー? 秋葉原UDXスタッフが語る痛車のあれこれ
――スナップサービスを始めたきっかけはなんだったんですか?
阿部:秋葉原のど真ん中というロケーションの関係から、元から痛車の利用者が多かったのですが、ゴミを捨てていったり、大きな声で騒ぐなど、一部でマナーの良くない利用者が目立ってしまっていました。
そのとき、当時の所長がどうしようかと考えていて、痛車を入場禁止にしようという意見まで出ました。
――痛車の入場禁止……今の状況からは想像もつかないですね
阿部:えぇ。でも「痛車NG」は間違っているのではないかとなって、じゃあどうするべきかを考えました。
そもそも痛車は誰かに見てほしくてやっている面があるので、それなら見てもらう手伝いをしようと考えました。
――人に見られることで意識が変わることってありますものね
阿部:いろいろ考えた結果、始めたのが今も続いている写真を撮ってWEB上に上げるというサービスです。そのサービスを始めたことによって、駐車場を使うマナーが良くなりました。簡単に言うと、「はじくより受け入れる」ことを優先に考えた結果が、この痛車スナップサービスになりました。
――痛車の撮影は最初から携わっていたのですか?
阿部:当時の所長が発案者ですね。私はその下にいました。そこで撮影を担当するようになって、かれこれ8年も続けています。
――痛車スナップのサービスを始めた当初、利用者からはどんな反応がありましたか?
阿部:最初は痛車の利用者に「撮影をさせてください」と声をかけてお願いしていました。突然話しかけられて「写真を撮ってWEBにあげさせてください」と言われるわけですから、最初はかなり不思議がられて……。
――「痛車天国」のようなイベントでもない限り、そんなこと言われませんもんね
阿部:当初はやっぱり断られることもありましたね。しかし根強く続けていくことによって、意思というか想いが伝わってきて、それを積み重ねてきたことで、今は利用者の方から声をかけられるようになりました。
――いつくらいからオーナーさんへ広まって声をかけられるようになったと感じていますか?
阿部:最初の1年間はずっとお声掛けしていて、2年目くらいから少しずつ撮影のサービスをやっていると知られるようになって、3年目になると利用者の方から声をかけてもらえるようになりました。
――サービスを始めてから利用者のマナーはどう変化しましたか?
阿部:すごく良くなりました。中でも、例えばバッテリーが上がった車があったときに、他の痛車のオーナーがバッテリーをつないで助けてあげるとか、利用者同士で助け合うという関係もできているそうです。
――正直、痛車スナップのサービスってどれくらい儲かるんですか?
阿部:んー…スナップサービスは1500円でやっていますが、撮影して加工して、そこに人件費やノベルティがかかるので儲けは少ないです。その儲けた分もノベルティにかけているので……。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「クレオパトラみたい」と言われ傷ついた55歳女性→カット&パーマで大変身! 「本当にびっくり」「素敵なマダムに」
-
伝説の不倫ドラマ「金曜日の妻たちへ」放送から41年、キャストの現在→75歳近影が「とても見えません」と話題
-
余りがちなクリアファイル、“じゃないほう”の使い方で食器棚がまさかのスッキリ 「目からウロコ」「思いつかなかった!」と反響
-
七五三で刀を持っていた少年→20年後には…… “まさかの進化”に「好きなもの突き進んでかっこいい!」
-
野良猫が窓越しに「保護してください」と圧をかけ続け…… ひしひし感じる強い意志と表情に「かわいすぎるw」「視線がすごい」
-
「あのお客さんに幸あれっ!」 小銭の出し方が完璧な“神客”にレジ店員感激 会計がスムーズになる配慮が参考になる
-
「こういうの好き」 割れたコップの破片を並べたら…… “まさかの発想”で息を飲むアート作品に 「すごいセンス良い」「前向きな考え」
-
50代女性「モンチッチみたいにしてほしい」→美容師がプロのワザを見せ…… 別人級の変身に「めっちゃお洒落」「すごい!」
-
「これが免許証の写真???」 コスプレイヤーが公開した“信じられない”免許証が話題 コスプレ姿との比較に「両方とも可愛いすぎる」
-
大型犬が18年間、ドアを開け続けた結果……そうはならんやろな驚きの末路に「どうしたらこんな風になるのよ」の声
- ネットで大絶賛「ブラウニー」にカビ発生 業務スーパーに7万箱出荷…… 運営会社が謝罪
- 「全く動けません」清水良太郎がフェスで救急搬送 事故動画で原因が明らかに「独りパイルドライバー」「これは本当に危ない!!」
- トラックがあおり運転し車線をふさいで停車…… SNSで拡散の動画、運転手の所属会社が謝罪
- 「ヤヴァすぎる!!」黒木啓司、超高級外車の納車を報告 新車価格は5000万円超 2023年にはフェラーリを2台購入
- そうはならんやろ “ドクロの絵”を芸術的に描いたら…… “まさかのオチ”に「傑作」の声【海外】
- 「ウソだろ?」 ハードオフに3万円で売っていた“衝撃の商品”に思わず二度見 「ヤバいことになってる」
- 「結局こういう弁当が一番旨い」 夫が妻に作った弁当に「最強すぎる!」「絶対美味しいビジュアル」
- “メンバー全員の契約違反”をライブ後に発表 異例の脱退騒動背景を公式が釈明「繋がり行為などではなく」
- 「言われる感覚全く分からない」 宮崎麗果、“第5子抱いた服装”に非難飛び……夫・黒木啓司は「俺が言われてるのかな?」
- 大沢たかお、広大プールを独り泳ぐ“バキバキ姿”が絵になり過ぎ 盛り上がる筋肉の上半身に「50代とは思えない」「彫刻みたい」
- “緑の枝付きどんぐり”をうっかり持ち帰ると、ある日…… とんでもない目にあう前に注意「危ないところだった」
- 「しまむら」に行った58歳父→買ってきたTシャツが“まさかのデザイン”で3万いいね! 「同じ年だから気持ちわかる」「欲しい!」
- 友人に「100円でもいらない」と酷評されたビーズ作家、再会して言われたのは…… 批判を糧にした作品が「もはや芸術品」と490万再生
- 高校3年生で出会った2人が、15年後…… 世界中が感動した姿に「泣いてしまった」「幸せを分けてくださりありがとう」【タイ】
- 「ま、まじか!!」 68歳島田紳助、驚きの最新姿 上地雄輔が2ショット公開 「確実に若返ってる」とネット衝撃
- 荒れ放題の庭を、3年間ひたすら草刈りし続けたら…… 感動のビフォーアフターに「劇的に変わってる」「素晴らしい」
- 食べた桃の種を土に植え、4年育てたら…… 想像を超える成長→果実を大収穫する様子に「感動しました」「素晴らしい記録」
- 「天才!」 人気料理研究家による“目玉焼きの作り方”が目からウロコ 今すぐ試したいライフハックに「初めて知りました!」
- 「エグいもん売られてた」 ホビーオフに1万1000円で売られていた“まさかの商品”に「めちゃくちゃ欲しい」
- 義母「お米を送りました」→思わず二度見な“手紙”に11万いいね 「憧れる」「こういう大人になりたい」と感嘆の声