JR西、台風10号影響で15日の山陽新幹線を終日運休 東海道新幹線、九州新幹線も始発から減便
「できれば予定変更も検討して」とJR。移動時は最新状況確認と共に細心の注意を。
西日本旅客鉄道(JR西日本)は8月14日、台風10号の接近に伴い、8月15日の山陽新幹線と岡山、広島、山口県内の在来線各線区を始発列車から終日見合わせると発表しました。
山陽新幹線は新大阪~小倉間で終日運休。他の在来線についても状況をかんがみ、一部運転を見合わせる線区があり、最新の運転状況は「JR西日本列車運行情報」で逐次告知するとしています。
東海道新幹線、九州新幹線も始発から減便
併せて、東海旅客鉄道(JR東海)の東海道新幹線、九州旅客鉄道(JR九州)の九州新幹線も山陽新幹線との直通運転を取りやめると共に、本数を減らして運転します。
東海道新幹線は、15日の始発から上下線合計で60本ほどを運休。下り東京発が8時~16時台、上り新大阪発が10時~19時台の時間帯で、1時間当たりのぞみ7本、ひかり2本、こだま2本(うち1本は東京~名古屋間)の運転に減らします。
九州新幹線は、博多~鹿児島中央間のみずほ、さくら、つばめで始発から本数を減らして運行します。在来線の運休や運転調整状況と合わせて、九州全域で影響が出る可能性があると告知しています。
台風の状況によって運休や大幅な遅延、列車の行き先変更などが追加発生する可能性があり、また、お盆休みのUターンラッシュ時期に重なっているためにさらなる交通期間の混乱や混雑が予想されます。JR各社は「15日の予定変更も検討してほしい」とも告知しています。
予定変更者のため、東海道新幹線は8月14日に臨時便、16日と17日にも追加運転を行います。14日は臨時便のぞみ430号を追加(新大阪駅20時46分発/グリーン車を除く全席自由席)。16日、17日は朝の時間帯を中心に上りの臨時のぞみを増車する予定です。
台風10号は、風速15m/s以上の半径が800キロ以上となる超大型の台風に成長。tenki.jpは「14日夜から15日には強い勢力で西日本に上陸する恐れがあり、西日本では暴風や大雨、高波に警戒が必要です。東日本でも、台風を取り巻く雨雲がかかり、雨量の多くなる所があるでしょう」と警戒を促しています。
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