女子高生が罠で野生動物を捕まえる漫画『罠ガール』4巻発売　異色テーマでシリーズ20万部突破（1/2 ページ）

　女子高生が「罠」を使って野生の動物を捕まえる異色の漫画『罠ガール』（緑山のぶひろ著／電撃コミックスNEXT）の4巻が8月24日に発売されました。ニッチすぎる題材が逆に話題を呼び、シリーズ累計20万部を突破する人気となっています（関連記事）。

　高校生ながら「わな猟免許」を持つちーちゃんこと朝比奈千代丸や幼馴染の昼間レモンが罠を使って農作物を動物から守ったり、仕留めた動物を食べたりすることで命と向き合うストーリー。第4巻では稲の収穫が間近な田んぼを荒らす大きなイノシシを捕獲するために奮闘します。

　罠が動作するトリガーは檻の中に糸を貼る蹴り糸式の方法で設置し、糸の高さをタヌキなどの中型動物が引っかからないような高さにするのがポイント。あくまでも狙いはイノシシなので他の動物で誤作動させないようにしなければいけません。大型獣用罠箱の使い方をプロ猟師から教わる様子が丹念に描かれます。

　イノシシは70キロほどの重さなら持ち上げてしまうので、扉のストッパーをかかるようにしておかないと鉄製の扉でもひょいと持ち上げて逃げてしまうとか。果たしてちーちゃんはお米を守り切ることができるのでしょうか？

　その他にも、捕獲した鳥獣を解体してジビエの活用方法を学ぶ話や、動きを検知して自動で撮影するカメラを使って動物をモニタリングする話なども収録されています。

　メロンブックス、三洋堂書店、COMIC ZINでコミックを購入すると店舗ごとに異なる絵柄のイラストカードがもらえます。店舗特典はなくなり次第終了です。

4巻冒頭、17話「箱罠とイノシシ」を特別掲載！