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地下神殿ありがとう―― 台風19号襲来時に大量の水を受け入れた首都圏外郭放水路の勇姿に注目

もしこれがなかったらと思うと……。

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 台風19号が過ぎ去った翌日の、首都圏外郭放水路内の写真がTwitterで注目を集めています。一部で「地下神殿」とも呼ばれる調圧水槽が、河川からあふれた水をたっぷり蓄えている……!

特徴の柱がすっかり水に浸かっている(画像提供:くもとりさん)
水がないときの写真と見比べると、いかに大量の水を受け入れたかが分かる(2013年、編集部撮影)

 投稿主のくもとり(@yama_sato3)さんが、見学会で撮影した写真。見学は3度目ながら稼働中は初めてで、高さ約70メートル・内径約30メートルの立坑に、水が55メートルも溜まっていたことに驚いています。

投稿主が2014年に見学したときの様子

 「もしこの施設がなかったらどうなっていたか……ありがとう地下神殿」と、くもとりさん。リプライでも「なかったら水没都市になっていた」「感謝しかない」と、感謝の声が多数上がっていました。

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 首都圏外郭放水路は、低地が広がる中川・綾瀬川流域の浸水被害を抑えるために地下50メートルを貫く総延長6.3キロメートルのトンネル形式の放水路として建設。流域の河川が氾濫した際には河川の水を引き込み集め、調整しながら江戸川へと放流します。その施設の一部である調圧水槽には59本の巨大な柱が林立し、見た目から“地下神殿”とも呼ばれています。今回の台風19号では12日の流入開始から15日7時段階で累積排水量は約1140万平方メートル(50メートルプール約7600杯分)を排水。歴代3番目の水調節総量を記録しています。

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