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ガツンと強力なヤツ!! 日産、本命EV「アリア」発表 「GT-R」譲りのツインモーター四駆【写真60枚】(1/2 ページ)

クロスオーバーSUVスタイルの本気なEVです。【更新】

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【更新 2020年7月15日】

 日産自動車が7月15日、新型のクロスオーバーEV「アリア」を正式発表。

 東京モーターショー2019に出展したコンセプトモデルとほぼ同じデザインで、航続距離610キロ(WTLCモード時/大容量バッテリーモデル)、ツインモーター四駆の「e-4orce」を搭載。フェアレディーZに匹敵する加速性能を備えます。

 またアリアを「新たな日産」の幕開けとし、新しい企業ロゴに刷新することも発表しました。

 日本発売は2021年中頃を予定、価格は約500万円からとなる見込みです。


新型「アリア」

航続距離は610キロ(WLTCモード/大容量バッテリー搭載モデル)

ブランドロゴも刷新

主なスペック

 日産自動車は10月23日、東京モーターショー2019(一般公開日10月25日~11月4日)で、EV(電気自動車)のクロスオーバーSUV「ニッサン アリア コンセプト」を世界初披露しました。


世界初披露した量産想定のクロスオーバーEV「ニッサン アリア コンセプト」

 アリア コンセプトは、事前に出展を告知した軽サイズのEVコンセプトカー「IMk」(関連記事)に続く、もう1台のサプライズコンセプトカーです。淡いブルーにカッパーゴールドを差したカラーリングと低めのルーフへ流れるようなデザインが美しい、クロスオーバーSUVスタイルを採用します。思想やデザインだけを示すコンセプトカーではなく「近い将来に出す量産モデルのコンセプトカー」と位置付け、ほぼそのままのデザインや機能を備えて発売することを示唆しました。

 「アリア」は、同社が考えるEVの将来ビジョンを表現する、古来より敬意と称賛のイメージを呼び起こす言葉として採用。「先進的でありながら力強い古代文化も反映し、歴史や伝統を大切にしながら新しい時代へ向かう日産の象徴とする思いを込めた」としています。

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タイヤは21インチ。もりっと張り出した、黒く塗ったフェンダーによってタイヤの大きさが際立つデザイン

車体サイズは4600(全長)×1920(幅)×1630(高さ)ミリ。幅はかなり大きい

ツインモーター4輪制御システム+プロパイロット2.0を搭載

 先進EV技術をベースに、ドライバーや同乗者に訴えかける次世代の操作系(HMI:ヒューマン・マシン・インタフェース)とコネクテッドカー技術によって、これまでにない新しいドライブ体験を提供すると謳います。運転支援システムは、新型スカイラインに採用した高速道路の手離し運転に対応する「プロパイロット 2.0」(関連記事)を備えます。


ツインモーター四駆のパワートレインを採用。ガッツリと速そうである

 そしてパワートレインは、リーフより「ガッツリ強力」となります。高出力モーターを前後に2つ配置した「ツインモーター4輪制御システム」を採用し、高次元の加速性能と走破性を実現するとします。

 前後のモーター出力やステアリング、アクセル、ブレーキを統合制御する技術は、最上位スポーツカー「GT-R」(関連記事)などに古くから搭載した伝統の電制トルクスプリット四駆システム「ATTESA E-TS」譲りの技術やノウハウを惜しみなく盛り込んで実現しました。「単に前後にモーターを乗せて四駆化した4WDではありません。アリアには、一朝一夕ではできないGT-Rの開発などで培った自動車メーカーならではの車両制御技術が生きています」(日産自動車チーフプロダクトスペシャリストの福田真人氏)

 展示ブースは東京ビッグサイト有明エリア西展示棟の西2ホール。今回の日産EVコンセプトカー2台はかなり現実的なので、それだけに「これを運転している生活を想像できて、何だか楽しみ」になれました。あとは価格か……!(ちょっと高そうだな) 登場が楽しみな1台です。

2分で見る「東京モーターショー2019」ダイジェスト
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