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「路面に照射してナビ!?」何この機能、近未来ちょっときた アウディの新世代EV「e-tron Sportback」登場(1/3 ページ)

レースゲームによくある機能が現実に。

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 アウディは11月20日(現地時間)、SUVクーペタイプの新型EV(電気自動車)「e-tron Sportback」を発表しました。


アウディ「e-tron Sportback」(写真:アウディ、以下同)

 e-tron Sportsbackは、アウディが推進するEV製品群「e-tron」シリーズにおけるSUVクーペスタイルの新型車。デザイン性と利便性を両立するスタイリングと最大446キロ(WLTPモード)走行できる航続距離、最大300kW(ブーストパワー時)とEVならでは鋭い走行性能を実現します。

 ボディーサイズは4901(全長)×1935(幅)×1616ミリ(高さ)ミリ。SUV型ながらクーペ車のような低く構えたスタイルと、薄く翼のような形状のバーチャルエクステリアミラー(カメラで後方を映すデジタルアウターミラー)を備えることで、かなり大柄な車体にも関わらずCd値(空気抵抗係数)0.25を実現します。また、ラゲッジスペースはボンネット下の容量60リットル収納スペースも含め、合計615リットルもの容量を確保します。

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 もう1つ、「デジタルマトリクスLEDヘッドライト」と呼ぶ量産車初採用のヘッドライトにも注目です。光を微細なピクセルに分解して個別に制御できる技術を取り入れ、ヘッドライトにプラスαの近未来的な機能をもたらします。例えば「対向車の位置を自動認識して減光する、対向車がまぶしくないハイビーム」(関連記事)、「走行中の路面にナビ進行方向やレーンを照射して案内する」「路面にメッセージを表示する」「光り方で感情や意思を伝える」などといったことを可能にします。


デジタルマトリクスLEDヘッドライト:レーンや進行方向維持のための案内を「路面に光を照射」して表示できる

レースゲームのような機能が現実に。夜道や荒天時の車線維持支援といった安全運転走行への効果が期待される

「対向車がまぶしくないハイビーム」なども実現

アウディ・e-tron Sportback ラゲッジスペース

 駆動方式は車体前後にモーターを搭載した4輪駆動。ラインアップは、最高出力230kW(約312馬力)、最大トルク540Nm(約55.1kgf-m)のモーターと容量71KWhバッテリーを組み合わせた標準グレードの「e-tron Sportback 50 quattro」と、最高出力265kW(約360馬力)、最大トルク561Nmを発生するハイパワーモーターと容量95kWhの大容量バッテリーを組み合わせた「e-tron Sportback 55 quattro」の2種類です。

 e-tron Sportback 55 quattroにはフル加速時のパワーを一時的に高める「ブーストモード」も用意します。シフトレバーをSモードにしてアクセルペダルを床まで踏み込むことで、最高出力300kW(約408馬力)、最大トルク664Nmまで性能が解放され、0-100キロ加速5.7秒の加速性能を発揮します。

 航続距離はe-tron Sportback 50 quattroで最大347キロ(WLTPモード、以下同)、e-tron Sportback 55 quattroで最大446キロ。最大150kWのDC急速充電に対応(55 quattro)します。


アウディ「e-tron Sportback」のリアビュー

アウディ「e-tron Sportback」の内装

 発売はヨーロッパ圏を皮切りに2020年春から。価格は7万1350ユーロ(約862万円)から。日本市場導入時期は2019年12月現在、未定です。

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