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「梅田ダンジョンが地上にまで押し寄せてくるようだ……」 JR西日本が大阪駅西地区の開発計画を発表 「梅三小路ゲーセン」の先行きを心配する声も(1/2 ページ)

迷宮のアップデートは終わらない。

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 西日本旅客鉄道(JR西日本)が2019年12月11日、大阪駅西地区開発計画を発表しました。大阪駅をさらに西側に広げる計画で、新改札口、新駅ビル、新バスターミナル……「梅田ダンジョンが地上まで押し寄せてくるようだ」などと一部で話題になっています。


周辺イメージ、線路を挟んだ左側がJR西日本の新駅ビル、右側手前が複合事業による大阪駅西地区開発ビル(画像:JR西日本プレスリリース、以下同)

 開発の柱は、新改札口の整備、高架下開発、新駅ビルの建設です。

 新改札口は、現在の桜橋口より西側にできます。西地区の開発計画予定エリアやうめきた地区へのアクセスが向上します。設置工事にあたっては大阪駅のホーム延伸や拡張工事も行われ、ホームの混雑緩和も図ります。新改札口は2023年春に暫定共用を開始、2024年夏に全面完成予定です。

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 高架下開発では、商業ゾーンの展開とバスターミナルの新設が目玉です。こちらは2027年までに順次開業予定としています。


新改札口の平面イメージ

JR西日本による新駅ビル

複合事業による大阪駅西地区開発ビル

 2024年秋に開業予定とする新駅ビルは、大阪貨物駅跡地の再開発エリアの玄関に据える計画です。新改札口と新駅ビルは、2023年に開業予定である「JRうめきた新駅」にも近く、関西空港行きの特急「はるか」との乗り換えにも活用されそうです。

 大阪駅西地区開発は、日本郵便、JR西日本、大阪ターミナルビル、JTBの4社による大型の複合事業。旧大阪中央郵便局を含めたエリアに地上39階、地下3階の複合施設ができます。開業予定は2025年。このあたりは商業施設が比較的少ないエリアで買い物や食事をするにも少し不便でしたが、大幅な改善が期待できます。

ファンから心配の声「梅三小路はどうなるんだ……?」

 これらの大型再開発計画によって周辺の利便性向上が望める一方で、新改札口の設置予定場所にある飲食店街「梅三小路」の先行きを嘆く声が一部の鉄道ファンから上がってます。フロア内にあるタイトーステーション梅三小路店には、鉄道運転シミュレーションゲーム「電車でGO」の歴代シリーズの筐体が設置されていることでも知られています。

 この他、梅田のダンジョンが広がることへの不安(?)の声も上がっています。このエリアの地下は「梅田ダンジョン」と呼ばれる大迷宮(関連記事)。地上でもうめきた新駅の開業、うめきた地区の開発、そして今回の大阪駅西地区の開発と、拡大が止まりません。JR大阪駅とヨドバシ梅田の間に橋が架かった喜びもつかの間(関連記事)、また脳内マップの整理が必要となりそうです……。

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