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アニメ「フラグタイム」の設定資料集が2020年3月に3冊同時発売 利益は制作スタジオ破産で不利益を受けたスタッフに全額還元

素晴らしい取り組み。【訂正】

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 劇場公開中のアニメ「フラグタイム」が公式Twitterを通じて、2020年3月31日に設定資料シリーズを3冊同時発売することを発表しました。これは同作の制作スタジオが経営破綻したことによって、経済的な不利益が生じたスタッフへの救済として企画された商品だという事情が公式サイトで語られています。


「フラグタイム」メインビジュアル
設定資料集の利益はスタッフに還元するとTwitterで告知

 「フラグタイム」の制作を手掛けたティアスタジオ(株式会社ネクストバッターズサークル)は、12月13日に事業を停止し破産を申請(関連記事)。同スタジオの作品に関わったアニメーターたちに未払いが生じています。 

 この事態に心を痛めた配給のポニーキャニオン及び「フラグタイム」製作委員会は、公式サイトで「僅かでも不利益の回復に資することができないかと考え、本商品の販売を企画いたしました」と語っています。設定資料集の利益は、制作スタジオ破産によって不利益を受けたスタッフに全額を還元するとのことです。

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設定資料集シリーズ(全3巻)の発売告知(画像は公式サイトより)

【訂正:2019年12月28日9時50分 初出で本文と記事タイトルを「売り上げを還元」としていましたが、正しくは「利益を還元でした」。おわびして訂正いたします。】

 企画中の設定資料集は、Vol.1が原画集、Vol.2が絵コンテ集、Vol.3がアフレコ台本となっており、販売価格は各3100円(税別)。ポニーキャニオン通販サイト「きゃにめ」で受注が開始されています。

 公式では、未払いに苦しむスタッフの救済から企画した商品であることを明かしながら「商品としても、本作の世界観と魅力をより深く感じられるようなものになるよう努めてまいりますので、上記事情を何卒ご賢察のうえ、皆様のご支援を賜れますと幸いです」と、ファン目線に立った内容の充実を目指す決意で文を結んでいます。


「フラグタイム」は60分の中編作品で、“劇場OVA”と銘打っている

(C)2019 さと(秋田書店)/「フラグタイム」製作委員会



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