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2日で30万再生、海外も騒然 放送のギリギリを綱渡りする限界アニメ「異種族レビュアーズ」で今日も平和な日本を実感しろ

作者「1話が内容としては一番ライトなジャブ的内容」

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 年が明けて約2週間が経過し、2020年冬アニメの放送が徐々に始まっています。今季もさまざまなタイトルが注目されていますが、その中でも現在ニコニコ動画でぶっちぎりの再生数とコメント数になっている作品があるのをご存じでしょうか。そのアニメとは、「異種族レビュアーズ」です。

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不穏な雰囲気あるキービジュアル

OPの歌詞の出だしは「さあ皆さんご一緒に、ス・ケ・ベ・が・大好き!」だ!

 初めてタイトルを聞いた人も多いと思われるこのアニメが、いったいなぜそこまで注目されているのでしょうか。以下に公式イントロダクションを貼っておくので、いろいろと察していただければ幸いです。

ここは人間だけではなく、エルフ、獣人、悪魔に天使と、あらゆる異種族が混在し、暮らしている世界。そこには当然、あらゆる異種族のスケベなお店もあるわけで…。

足しげくムフフなサービスをしてくれるお店に通う人間の冒険者・スタンクは、ある日種族間の(性的な意味での)感性の違いで悪友のエロエルフ・ゼルと衝突する。

決着の方法は……嬢のレビュー!? あらゆる異種族娘のサービスをクロスレビュー方式で採点し、他の仲間達への“お役勃ち”情報として提供していくスタンクたちの活躍は、まさに性戦士のごとし!

今日もレビュアーズたちは新たな快楽を求めて旅勃って行く……。

 ちなみに第1話のサブタイトルは、「エルフの熟女と人間の熟女についての議論が沸騰し、天使はニャンニャン天国で昇天し、有翼人は総排泄孔で感度も抜群!」です。抜群! じゃないんだよ。

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第1話カット

意外と深いような気がする内容

 「異種族レビュアーズ」は、ニコニコ漫画の「ドラドラしゃーぷ#」で連載中の漫画が原作。原作は天原さん、作画はmashaさんで単行本は既刊4巻。テレビアニメ版は1月11日にAT-XやTOKYO MXで放送を開始しました。

 その内容はかみ砕いて、言ってしまえば「ファンタジー世界で男が性風俗に通う」という身も蓋もないもの。しかし、「人間の男からすると800歳を超えるようなエルフの女は美しいがエルフの男からすると加齢、逆に100歳未満しかいない人間の女はエルフの男からすれば全員魅力的」など、種族間の嗜好の違いが深く(?)描かれます。

 また、タイトルの通り、主人公たちは異種族と遊んだ感想を“レビュー”するシーンも。そのレビューはゲーム雑誌のクロスレビュー風に採点され、酒場の掲示板へクエストなどに混じって貼り出されます。いいのかそんなもん貼って……。

 ただし、主人公の2人スタンクとゼルは、冒険者としての腕は確か。一応第1話では、意外とガチな戦闘シーンも入ったりします。一応な、一応。本当に一応。30秒ぐらい。

海外「ANIME OF THE CENTURY」(今世紀最高のアニメ)

 しかし今作最大のみどころは、なんと言ってもその濃厚な描写。人間の「エルフなら何歳でも美しい」という感覚が多種族からはマイノリティだったり、両性具有の穢れなき天使がスタンクたちに連れられ猫娘たちのお店で穢れてしまったりと強烈です。当然、TOKYO MX版は規制だらけ。

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 そのあまりの濃厚さにニコニコ動画では、「地上波チキンレース」「令和の覇権」「AT-X契約してくる」「来いよBPO」「各方面から怒られろ」「打ち切られそう」「敗戦国の末路」など異種族に理解あるコメントが多数寄せられています。また、本編だけでなくOPとEDも漏れなくひどいため、最初から最後まで隙なくクールジャパンを全身で感じられるはず。感じたいかどうかはともかく。

 その分かりやすい内容から、海外勢も騒然。公式PVには英語などのコメントが多数寄せられており、海外掲示板の4chanでは「ANIME OF THE CENTURY」(今世紀最高のアニメ)という錯乱気味なコメントまで飛び出しています。正気を保て。

 さらに、原作者の天原さんによると、「とりあえず1話が内容としては一番ライトなジャブ的内容なのは間違いない」「アフレコ見に行ったのは1話と最終話だけですが1話はいや~動いてる動いてるって感じで見てましたけど最終話の最後のレビューシーンとかこれどうやって放送するん…?としか思えへんかった…」とのことで、今後の内容にも期待が持てそうです。……放送が打ち切られなければ。

(C)天原・masha/株式会社KADOKAWA/異種族レビュアーズ製作委員会



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