あの「ランチア・ストラトス」が現代に蘇る!? 新生ストラトスがジュネーブモーターショーで市販モデルを披露、生産数はわずか25台(1/2 ページ)
復刻版ランチア・デルタとの共演が見たくなる。
マニファッチュラ・アウトモビリ・トリノ(MAT)は、1970年代の名車「ランチア・ストラトス」を現代の技術で復活させ、数量限定で生産する「ニューストラトス」の市販モデルを、ジュネーブモーターショー2020で披露すると発表しました。
ランチア・ストラトスといえば、1970年代に世界ラリー選手権(WRC)で活躍したことで有名なクルマ。190馬力のV6エンジンをミッドシップに搭載し、車重はわずか980キロ。極端に短いホイールベースを持つワイドボディが旋回性能の高さを示しています。レースで勝つために生まれ、WRCの参戦条件を満たすために少数が市販されたホモロゲーションモデルです。
MATが作り上げた新生ストラトスはフェラーリ430スクーデリアをベースに製作。ホイールベースを詰めてオリジナルのストラトスに近いバランスに仕上げています。
エンジンはフェラーリの4.3リッターV8エンジンを540馬力にチューンアップした物で、6速MTが組み合わされます。
サイドやリアから見たフォルムはストラトスそっくり。前部はリトラクタブルヘッドライトの代わりに備えられた“困り顔”のヘッドライトがユニークな表情です。もちろん、ラリーカーらしい4連フォグも追加できます。アリタリアカラーをまとった姿はまさにランチア・ストラトスです。
「ニューストラトス」の生産数はわずか25台のみ。ジュネーブモーターショーには、その記念すべき市販モデル第1号車を含む2台が展示される予定です。
別のメーカーによって2018年に復刻された「ランチア・デルタ」や、現代のランチア・ストラトスのような過激なホモロゲーションモデル「GRヤリス」との共演が見たくなりますね。
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