ニュース

トイレが来い TOTOが出資した「クルマのように移動するトイレ」が話題に、すでに米国でロケテストも

快適なトイレを手軽に利用できるように。

advertisement

 大手トイレメーカーのTOTOが、米国で開催されたハイテク展示会「CES 2020」で披露した「クルマのように移動するトイレ」が話題になっています。


Good2Goってなに?

 「モバイルトイレ」と名付けられた移動式トイレは、TOTOが出資している米スタートアップ企業Good2Go(G2G)が開発したものです。

 G2Gが目指しているのは「誰もが快適なトイレにいつでもアクセスできる」という環境作り。日本ではいつでもどこでも清潔な公共トイレを使えますが、アメリカでは公共トイレそのものの数が少なく、環境が整っているとは言い難い状況です。

advertisement

 それなら、人がトイレに行くのではなく、トイレを必要としている人のところに「トイレが駆けつければ良いのでは?」とぶっ飛んだ発想で作られたのが、話題になっている「モバイルトイレ」です。


Good2Goが開発したモバイルトイレ

 モバイルトイレは、トラックにトイレの個室をそのまま乗せたような作りで、まさに走るトイレ。室内の広々とした空間には暖かい便座と温水洗浄機能の備えたTOTO製「ウォシュレット」が搭載されています。


モバイルトイレの内部

 このモバイルトイレは、G2Gが拠点を構える米サンフランシスコでロケテストが行われており、公園などで開催されるイベントにあわせて月に6回ほど出動しているそうです。

 TOTOとG2Gは誰もが快適な公共トイレを利用できるサービスを目指していますが、TOTO広報部によると「実証実験を行っているが実用化やスケジュールは未定」とのことで、街なかをトイレが走る「トイレが来い」時代の到来はまだまだ先になりそうです。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 巨大深海魚のぶっとい毒針に刺され5時間後、体がとんでもないことに……衝撃の経過報告に大反響 2024年に読まれた生き物記事トップ5
  2. ryuchellさん姉、母が亡くなったと報告 2024年春に病気発覚 「ママの向かった場所には世界一会いたかった人がいる」
  3. 【ハードオフ】2750円のジャンク品を持ち帰ったら…… まさかの展開に驚がく「これがジャンクの醍醐味のひとつ」
  4. 巨大深海魚のぶっとい毒針に刺され5時間後、体がとんでもないことに…… 衝撃の経過報告に「死なないで」
  5. 「どういうことなの!?」 ハードオフで13万円で売っていたまさかの“希少品”に反響「すげえ値段ついてるなあ」 
  6. 「脳がバグる」 ←昼間の夫婦の姿 夜の夫婦の姿→ あまりの激変ぶりと騙される姿に「三度見くらいした……」「まさか」
  7. 「衝撃すぎ」 NHK紅白歌合戦に41年ぶり出演のグループ→歌唱シーンに若年層から驚きの声 「てっきり……」
  8. 知らない番号から電話→AIに応対させたら…… 通話相手も驚がくした最新技術に「ほんとこれ便利」「ちょっと可愛くて草」
  9. 【今日の難読漢字】「手水」←何と読む?
  10. 「見間違いかと思った」 紅白歌合戦「ディズニー企画」で起きた“衝撃シーン”に騒然「笑った」「腹痛い」