ゲーマーの聖地「ゲーセンミカド」のクラウドファンディング 開始から24時間足らずで2000万円を突破
「指をくわえて閉店を待つよりも、できる事に積極的にチャレンジする道を選択します」
東京・高田馬場に本店を構えるゲームセンター「ゲーセンミカド」が、新型コロナウイルス流行に伴う経営難を乗り越えるべくクラウドファンディングを開始。4月10日19時の開始から24時間を待たずに目標金額の2000万円を突破するなど、人気を集めています。
ゲーセンミカドは、レトロアーケードゲームを中心に、大会などのイベントも定期的に開催している有名ゲームセンター。高田馬場店以外に、池袋店、白鳥店(高田馬場)を営業しています。
同店での3月からの売上は、平常時の50%~70%減に。客足の低下やイベント自粛が続いており、さらに現状が数カ月続けば閉店を余儀なくされるとして、クラウドファンディングを始動しました。
資金の使い道として、2020年1月に同社が営業権利を取得した高田馬場のゲームセンターを「ゲーセンミカド別館in白鳥プラザ」としてオープンさせる計画をはじめ、中部地方・北陸地方でのゲームセンターコラボ、2019年にこの世を去った伝説のゲームライター・大塚ギチ氏の小説『TOKYO HEAD』の復刊など、5つの計画が発表されています。
支援は500円から可能で、リターンでは「60回プレイ回数券」(5000円)や「コラボ店舗の横断幕に名前を刻める権利」(1万円)などを用意。なお、現時点で50万円と100万円のスポンサー枠はどちらも2人の支援者(スポンサー)を得ています。
社長兼高田馬場店長・池田 稔さんは「誰もが予測不能であった当問題を良い意味で受け止め、志し半ばで諦め、指をくわえて閉店を待つよりも、できる事に積極的にチャレンジする道を選択します」とクラウドファンディングに至った理由を説明。
Twitterではゲーマーや同店の配信等を見ているファンから「頑張って下さい!」「またミカド行きたい」と、その姿勢を支持する声が多く上がっています。
新型コロナウイルスの影響は甚大で、苦境に立たされている商業施設は全国に他にも多数あります。ネット上では、支援求めるゲーム関連施設の情報をまとめた情報サイトも登場するなど、少しずつ支援の輪が広がっています。
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