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「完全にツボ」「面白さを通り越して感動」 Twitterに投稿された動画「テレワークガイド」がレースガイド世代に突き刺さる

フォントのこだわりが最高……!

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 「仕事、仕方なく開催致します」――Twitterへ投稿された動画「テレワークガイド」が「面白さを通り越して感動」「完全にツボ」「フォントの再現度の高さに拍手!」と大きな反響を呼んでいます。レースガイド世代がむせび泣くクオリティー。

 話題になっているのは、「平成生まれが昭和・90年代を語る会」の代表、あやねさんが制作した約55秒の動画。「テレワークガイド」と銘打ち、「私のテレワークで家にこもっている様子をレースガイドの形でご紹介します」とツイートしたところ、66万2000回以上再生された他、3万2000件以上の“いいね”を集めています。

平成生まれが昭和・90年代を語る会の代表・あやねさん制作のテレワークガイド

 動画ではまず、左上に「7:58」と時間に加え、「テレワークガイド」のタイトルの他、「クリアビジョン」「ステレオ」といったテロップが表示されます。それに加え山々の上を流れる雲の映像や、優雅に泳ぐ白鳥の映像をバックに、「今日の予定は起床、朝食、二度寝。仕事、昼食、昼寝。間食、夕食、就寝となっております」などのナレーションが流れていきます。

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 その後は「起床・朝食・二度寝は本日開催致します」「仕事は仕方なく開催致します」「間食は適宜開催となります」といったアナウンスが行われていきますが、残念ながら「運動ダイエットは都合により中止です」とのこと。

 そして終盤には「不要不急の外出は4月7日から5月6日まで終日中止となっております」との案内があった後、「テレワークガイドを終わります」と締めくくられています。

 この動画の元ネタとなっているのは、競艇や競輪、競馬やオートレースといったその日1日の公営競技情報を伝える番組「レースガイド」。テロップがテーマに合わせてそれぞれデザインされている他、絶妙なノイズ感などこだわりをもってパロディーされているのが随所から伺えるところなどが、高評価へつながっているようです。

作者に聞く、テレワークガイド制作のきっかけ

 ねとらぼ編集部は、平成生まれが昭和・90年代を語る会の代表・あやねさんに連絡を取り、制作のきっかけやこだわりのポイントについてお話を伺いました。

――テレワークガイドはテレワークを行っている人たちを中心に、笑えるひと時を提供してくれるような作品だと思うのですが、そもそもなぜテレワークガイドを作ろうと考えたのでしょうか。

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あやね「平成生まれが昭和・90年代を語る会」というサークルを4年前に立ち上げるほど、昭和・平成に関することが好きで、映像編集の仕事をしているので、編集技術のスキルアップのために以前から、昔あったような架空CMや架空広告を自主制作をしていました。

 制作にあたってフリー動画サイトをのぞいて、「これで何かできるかな」と考えることから始めるのですが、白鳥が泳いでいる映像を見つけて「これ、レースガイドっぽい」と思ったのが制作のきっかけです。

 ただそのままレースガイドのパロディーするのも物足りないので、もっとバカバカしい情報を紹介したいと思っていたときに、仕事がテレワークに移行したので「このテレワーク生活を紹介してみよう!」と思って一気に制作を進めました。

――作品の構想を思い付いてから完成まで、どれくらいの日数かかりましたか。

あやねレースガイドっぽい作品を作りたいと思ったのは1カ月前だったのですが、「テレワークガイドにしよう!」と思ってからは映像編集とロゴ制作に3時間、ナレーション録音は1時間程度で完成させました。編集もナレーションもロゴ制作も全て1人でやりました。

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――全て1人でやられていたんですね……! 今回の作品で特にこだわったポイントを教えてください。

あやねいかに皆に「ツッコミ」をしてもらうかにこだわりました。

 堂々と語ってるけど食っちゃ寝生活だったり、仕事に関しては少し嫌そうだったり、あとできるだけ無機質に話すことを心掛けました。実は地声が低いので音の高さを上げています(笑)

――作品公開後の反響についていかがでしたか。

あやね元ネタの「レースガイド」自体、私が幼いころ、祖父が録画してくれたアニメのビデオにたまたま入っていたものを見た記憶があるだけで、そのビデオも既に手元に無いんです。

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 ほぼ自分の記憶を頼りに制作したので、こんなにみなさんが元ネタ知ってるとは思わなかったですし、皆さんの声を聞くと時代や地域によって、ちょっと番組のテイスト違うらしいんです。放送局も日本テレビからテレビ東京に移ったらしくて、不思議な番組だなと思いました。

 あと外出自粛中で暗い気持ちだったけど元気が出たという感想もいただけて、おふざけとはいえ、制作してよかったなと思います(笑)。ちなみにテレワークガイドの内容より私はちゃんと仕事を頑張っていますのでご安心を……(笑)。

――次に作ってみたいと考えているテーマがありますか。

あやね無機質なナレーションつながりで映画館でやっていたニュース映像のパロディーをしたいですね。新人歌手を紹介するものです。

 それを90年代後期、バラエティの芸能人のお宝映像発見企画で本人が見て恥ずかしがるところまでパロディーしたいです。

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 また、テレワークガイド以外にも架空CMシリーズを制作しているというあやねさん。「今まで1人で全部制作していたので制作仲間ができるとうれしい」と言い、「平成生まれが昭和・90年代を語る会では定期的にオフ会などを開いており、メンバーを募集しています。昭和、90年代と言っていますが00年代、10年代が好きな方も歓迎です」と話していました。

タイムトラベル架空CMまとめ

 興味のある場合は平成生まれが昭和・90年代を語る会のブログをチェックすると良さそうです。

画像提供:平成生まれが昭和・90年代を語る会Twitterアカウント

(Kikka)

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