「近接を周りのクルマにナビでお知らせ」する機能も ハイテクな新型「トヨタ救急車」発売、ハイエースも刷新(1/2 ページ)
ハイメディックの最上位モデルは1198万円から。
トヨタ自動車は、商用バン「ハイエース」を一部改良し、2020年5月1日に発売。ハイエースをベースとした緊急車両「トヨタ救急車」「ハイメディック」も併せて改良し、6月26日に新型を投入します。
「トヨタ救急車」は、民間病院などの民間所有向け普通救急車(2B型)と主に各自治体の消防局が運用する高規格準拠救急車(ハイメディック)を用意します。高規格準拠救急車とは、救急救命士が乗り込んで車内で医療処置を行えるように防振ベッドなどを備えた救急車両で、より高度な装備を完備します。トヨタ救急車は564万5000円から、ハイメディックは1159万円からです。
トヨタ救急車やハイメディックはハイエースを元に作られ、ハイエースの改良と併せて同様の安全装備が追加されます。衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」やパノラミックビューモニターなどを備えます。
さらに、ミリ波レーダー+単眼カメラを用いたToyota Safety Senseの路車間・車車間通信を活用して「対向車、歩行者情報などをドライバーへ注意喚起」するとともに、ITS(高度道路交通システム)コネクトで「周囲を走行するクルマに対して、カーナビを通じて救急車の接近を知らせられる機能」もオプションで用意。サイレンとの併用で安全性を高めた緊急走行を支援します。
併せてマイナーチェンジするハイエース(バン・ワゴン・コミューター)は、主に安全運転支援装備を拡充。車いす仕様車(ウェルキャブ)、ビジネス送迎車や園児バス仕様車(TECS)などの各種用途特化型車両も用意します。
新たに車両後方のカメラ映像を確認できる「デジタルインナーミラー」、真上からクルマを見たような映像を映して狭い駐車スペースなどで重宝する「パノラミックビューモニター」、アクセルとブレーキの踏み間違いによる衝突事故を軽減できる「インテリジェントクリアランスソナー」などの安全装備を拡充します。価格は、バンの最安グレードで219万2000円(税込、以下同)からです。
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