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アニメ映画「泣きたい私は猫をかぶる」、劇場公開延期の発表から数日、Netflixでの配信決まる

Netflixで6月18日から全世界独占配信。

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 6月5日としていた劇場公開の延期を発表したスタジオコロリドのアニメーション映画「泣きたい私は猫をかぶる」が、Netflixでの全世界独占配信を6月18日から行うことを発表しました。こんなことってあるんですねぇ……。


劇場公開延期から一転、Netflixでの配信が決まった「泣きたい私は猫をかぶる」キーアート

 同作は、「ペンギン・ハイウェイ」(2018年公開)で第42回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞したアニメーションスタジオ「スタジオコロリド」の長編アニメーション映画第2弾。6月5日に劇場公開予定でしたが、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の状況を勘案し、4月27日に公開延期を発表。そこから数日で、Netflixでの全世界独占配信を行うと発表されました。今後の劇場公開の予定は決定次第公式サイトで発表するとしています。

 同作は、「美少女戦士セーラームーン」「おジャ魔女どれみ」「ケロロ軍曹」「ARIA」シリーズなどに携わり、児童/女性向けのアニメ制作に定評のある佐藤順一さんと、今作で長編監督デビューを飾る柴山智隆さんのW監督。

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 佐藤監督はNetflixでの配信決定に「作品にこめた大切なものは配信でも届ける事ができると信じています」とコメント。柴山監督も、「予定通りの公開が難しいと知らされたとき、この映画を必要としてくださる方々へ何としても届けたい、と思いを強くしました。Netflixで配信させていただけることに感謝をしております」と話しています。

「泣きたい私は猫をかぶる」予告編

不思議なお面を使い、思いを寄せるクラスメートのところに猫となって通うムゲ

 新型コロナウイルスの影響で多くの劇場作品が予定通り公開できなくなっている現実に直面しても、急きょ配信という選択肢を柔軟に決めた劇場作品はこれが初とみられます。海外向けに字幕や吹き替えといったローカライズが配信開始に間に合うのかは不明ですが、この決定自体は1つの潮流として注目されます。

 同作は、明るく陽気で周りから「ムゲ(無限大謎人間)」というあだ名で呼ばれるも、本当は周りに気を遣い自分の感情を抑えて日々を過ごす女子中学生の笹木美代(ささき・みよ)と、彼女が熱烈な思いを寄せるクラスメート、日之出賢人(ひので・けんと)が主人公。

 日之出に果敢なアタックを続けるも全く相手にされないムゲは、ある夏祭りの夜に手に入れた「かぶると猫へと姿を変えることができる」不思議なお面を使い、猫の太郎として日之出の家に通うように。日之出も、太郎にだけは素直な気持ちを打ち明けるなど、人間のときと猫のときで関係が異なる時間を過ごす中、猫として生きるよう迫られるムゲが大切なものに気付いていくストーリーで、ムゲと日之出はそれぞれ、志田未来さんと花江夏樹さんが演じます。

志田未来(ムゲ/笹木美代役、猫/太郎役)コメント

この度、劇場公開からNetflix独占で配信されることが決定致しました。様々な作品が公開延期を決めている中、今作を楽しみに待ってくださっている皆様に無事にお届けできることが決まり、安心と嬉しさでいっぱいです。

外に出ることも難しく制限が多い生活の中、楽しい気持ちになれることの一つがエンターテインメントだと思います。

そして、映画は観てくださる方がいて、本当の完成だと思っています。お届けする形は変わってしまいましたが、一人でも多くの方に観ていただきたいです。

最後に、今作は人の温かさや相手を想う気持ちがたくさん詰まった作品なので、皆様の心に少しでも癒しをお届けできたら嬉しいです。

花江夏樹(日之出賢人役)

この度、『泣きたい私は猫をかぶる』が劇場公開ではなくNetflixでの配信となりました。映画館で観られないのは残念ですが、家の中にいる事が多い今の状況の中、配信という形で皆様にお届け出来るのはいい事なのではないかと思います。『泣き猫』は人と人の想いの大切さ、気持ちを伝えたり、一歩前に踏み出す勇気を感じる作品です。

大切な人を思い浮かべながら、幅広い世代の方に観て頂きたいそんな素敵な作品です。

配信をお楽しみに!

(C) 2020 「泣きたい私は猫をかぶる」製作委員会



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