ニュース

ボロボロでサビだらけ とある街のトヨタ「ウィッシュ」が二度見不可避すぎる エイジング塗装で職人技をアピール

これでも立派な社用車です。

advertisement

 ずっと海の底にでも沈んでいたような、ボロボロでさびさびのクルマが、SNSで話題になっています。二度見不可避すぎるクルマの持ち主に話を聞きました。


これが……塗装……???

ボロボロでサビだらけ……だがそれがいい!

 このボロく錆びついたように見えるクルマを作ったのは、東京にある塗装会社「ホンダ塗装」の専務のペインターshigeこと本夛重成(ほんだしげなり)さん。本当に錆びているのではなく、それらしく見せる「エイジング塗装」という技術で作られています。プラモデルなどでも使われているものです。

 元となったクルマは社用車として使われているトヨタ・ウィッシュ。会社と職人の腕をアピールするために作ったそうで、今も現役なのだとか。こんなクルマが走ってたら二度見不可避ですね。

advertisement

こちらがベースになった車体。ブルーだったのね。

 作業期間は10日ほど。通常の業務を終えたあとに1日2時間ほどかけて、少しずつ作業を進めたそうです。構想や段取り、イメージ作りも含めると、1~2カ月ほどかかっているそうです。

 本夛さんにこだわりポイントを聞くと、「ある意味で全部がこだわりです」とのことでしたが、あえて言うならば「肌質」と返ってきました。

 肌質とは、デジタルのカーラッピングでは出せないアナログの凹凸(おうとつ)のことで、リアルな質感の造形はより作品を魅力的に輝かせているような気がします。錆びてますが。


よく見ると微妙な凹凸があるのがわかる。

 この世界に1台のクルマの写真がTikTokやInstagramなどにアップされると、たくさんの反響が寄せられました。「ものすごくかっこいい!」「なんかおしゃれ」「(映画の)カーズに出てきそう」と多くの人から好評を得ています。

 本夛さんによると、実物を見た子供は「古い」「錆びてる」と率直な意見を述べるそうですが、「大人の二度見率は高い」そうです。

advertisement

後ろを走っていても塗装だと気づかなさそう。

 このエイジング塗装、実際に同社に発注することはできるのかを聞いたところ、作業スペースや時間の関係で現在は受注できる状態ではないそうですが、検討中とのこと。費用は「(職人の)手取り給料2~3カ月分と周りには伝えています(笑)」とのことでした。

画像提供:ペインターshige(paintershige)さん

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ハードオフに1650円で売られていた“まさかの掘り出し物”→修理すると…… 見事な復活劇に「相場が上がってしまうw」
  2. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら……3年半後、目を疑う結果に大反響 2024年に読まれた植物、家庭菜園記事トップ5
  3. 幼稚園の「名札」を社会人が大量購入→その理由は……斜め上のキュートな活用術に大反響 2024年に読まれた面白記事トップ5
  4. 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
  5. 北海道の用水路で“巨大な外来魚”を捕獲→さばいてみると…… 中から出てきた“ヤバすぎる物体”に大興奮「ずっと釘付け」
  6. 【編み物】10年前祖母が教えてくれた編み物、まさかの作品を生み出して…… 二度見必至の完成品に「信じられない」
  7. 「昔はモテた」と話す母→全然信じていない息子だったが…… 当時の“異彩を放つ姿”に驚き「わぁ!」「とても魅力的」【海外】
  8. 目からウロコな“ビニール袋のたたみ方”が100万再生 超便利な“裏技”に「こっちの方が絶対いい」
  9. アレン様、りゅうちぇるさんの“暴露”が「中居正広のことでは?」という説に言及
  10. 男性に「きみの友だちを紹介してよ」と言われてきた女性、40キロの減量に成功し…… 人生激変した姿が120万再生「自信がついてさらに輝いている!」【独】