【うっかりおうちで死にかけた体験談】小2のころ、アメ玉で窒息しかけたのが「人生で一番キツいのどの詰まり方だった」(1/2 ページ)
「アメを飲み込んでしまう」は“あるある”ですが、気を付けたいところ。
ねとらぼ読者から自宅で起こった危険な出来事をインタビューする企画「うっかりおうちで死にかけた」。今回は30代女性から、「人生で一番キツかった」という食べものの誤飲のお話を伺いました。
連載:うっかりおうちで死にかけた
我が家は落ち着く、心が安らぐ場所―― そんなイメージに反して、時には自宅でも命に関わるような危険な事故が起こることが。ただ日々過ごす場所だけあって、どんな危険があるのか気付きにくいもの。そこで「うっかり自宅で死にかけた体験談」を募集して、いろいろな人からいろいろ聞いてみよう、という企画です。
「人生で一番キツいのどの詰まり方だったと思います」
30代後半の女性です。小学2年生くらいのころ、自宅の居間でうつ伏せになり、ひじを床につけて本を読んだりしていたときのこと。大きなアメ玉を頬張っているときにむせてしまい、そのアメ玉がのどにスポっとハマりました(口に入れて数分、ほぼ溶けてない状態です)。
出すに出せず、このまま死ぬのかなと幼いながら覚悟しました(鼻の穴はスースーしていたのですが、パニック過ぎて息ができないと思い込んでいました)。結局、数秒後に飲み込むことで事なきを得ましたが、それ以降、寝転がったり、うつ伏せになったりした状態でアメをなめるのはやめました。
「アメ玉で死にかけた」というのは当時のわたしにとって大きな出来事だったのですが、友達に話しても大して慰めてもらえず、さびしかった思い出があります。母親も「大変だったねー」「気を付けなねー」みたいなあっさりした返事だったと記憶しています。
―― 「アメを飲み込んでしまった」という話自体はわりと耳にしますからね。トラブルとして身近過ぎるというか。
最近でも、ホルモンなどの噛(か)み切りにくい食べ物でもんぜつすることがありますが、あの特大アメ玉が人生で一番キツいのどの詰まり方だったと思いますね。
※本企画は取材対象者のエピソードをそのまま記事化したものであり、特定の製品や状況の危険性、安全性を立証するものではありません。
編集部注:アメによる窒息事故について
- 滋賀県大津市の図表によると、アメは“窒息の原因になったもの”の第4位。上位から順に、おモチ(19.1%)、パン(13.0%)、肉・ハンバーグ(10.8%)、アメ(10.0%)/大津市消防局搬送症例(平成10年~26年)を元にしたデータとのこと
- 食品安全委員会の季刊誌「食品安全 Vol.24」では、アメ類は「一口あたり窒息事故頻度」が高い食品の1つとなっている(パンの約10倍)
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- まさかだった身近な危険
- それから注意するようになったこと
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