ニュース

鳥取駅「山陰鳥取 あご寿し」(880円)~初夏の日本海を思い浮かべていただく駅弁!

酢〆のあご、バッテラ昆布と酢飯の海苔とごまの風味が梅雨の晴れ間のようなささやかな心地よさがあります。

advertisement

【ライター望月の駅弁膝栗毛】


キハ187系気動車・特急「スーパーおき」、山陰本線・三保三隅~折居間(2018年撮影)

山陰本線と山口線を経由して、鳥取・米子~新山口間を結ぶ特急「スーパーおき」。

鳥取を出ると、鳥取大学前、倉吉、米子、安来、松江、玉造温泉、出雲市、大田市、温泉津、江津、波子、浜田、三保三隅、益田、日原、津和野、徳佐、三谷、山口、湯田温泉などに停車(一部通過)し、終着・新山口までは5時間あまりの所要時間。

advertisement

山陰本線では、ところどころで日本海を望むことができる、のどかな在来線特急の旅です。


山陰鳥取 あご寿し

山陰本線を駆け抜ける特急列車のように、初夏の日本海を飛んでいくのが「とびうお」。

鳥取では「あご」と呼ばれ、初夏の訪れを告げる味覚として親しまれていると言います。

その意味でもこの時期にいただきたい駅弁といえば、鳥取駅弁「アベ鳥取堂」が製造する「山陰鳥取 あご寿し」(880円)。

もちろん、遠隔地の通信販売にも対応していて、通年でいただくことができます。

advertisement

(参考)鳥取県ホームページ


山陰鳥取 あご寿し

【おしながき】

  • 酢飯 海苔 ごま
  • とびうおの酢〆め
  • バッテラ昆布
  • 醤油
  • ガリ

山陰鳥取 あご寿し

漁期は4月~7月で、普通はこの時期を外すと、竹輪でしか食べられないという「あご」。

アベ鳥取堂でもかつては、漁の期間中のみの季節限定販売をしていたそうですが、昭和60(1985)年に冷凍保存に成功し、以来、年間を通して販売していると言います。

酢で〆られたあごはサッパリした味わいで、バッテラ昆布と酢飯の海苔とごまの風味が、いいアクセントになっていて、梅雨の晴れ間のような、ささやかな心地よさがあります。

advertisement

鳥取砂丘(2009年撮影)

引き続き、“集まらない、近づかない、閉め切らない”ことが求められる、これからの旅。

より自然やアウトドアを楽しむニーズは、高まっていくのかもしれません。

みんなで一緒に流行っている場所へ行く旅から、自分で考え自分が楽しいことを見つけて、ピークを作り過ぎず、全国各地がいつも、ほどよく賑わい、ほどよく潤っていく旅へ。

1人1人が強い意志を持って、仕事を楽しみ、休みを楽しむ姿勢も求められそうです。

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史

昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。

駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

Copyright Nippon Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
  2. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」【大谷翔平激動の2024年 現地では「プレー以外のふるまい」も話題に】
  3. 友達が描いた“すっぴんで麺啜ってる私の油絵"が1000万表示 普段とのギャップに「全力の悪意と全力の愛情を感じる」
  4. 毛糸6色を使って、編んでいくと…… 初心者でも超簡単にできる“おしゃれアイテム”が「とっても可愛い」「どっぷりハマってしまいました」
  5. 60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
  6. 真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
  7. 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
  8. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  9. 皇后さま、「菊のティアラ」に注目集まる 天皇陛下のネクタイと合わせたコーデも……【宮内庁インスタ振り返り】
  10. 刺しゅう糸を20時間編んで、完成したのは…… ふんわり繊細な“芸術品”へ「ときめきやばい」「美しすぎる!」