女優ナヤ・リヴェラ、死因は事故による水死　遺された息子を「glee」クリエイターが支援表明

　女優ナヤ・リヴェラの死因が事故による水死であると現地時間7月14日、現地保安官が公式Twitterを通じて発表。13日に発見された遺体の身元は歯の治療痕によって確認され、検視の結果から事件性や病気の痕跡は見られず、またアルコールや薬物の摂取も確認できなかったため事故による水死であると断定されました。

　ナヤは8日、4歳の息子とピル湖を訪れたあと行方不明に。ボートで寝ているところを1人発見された息子は、湖で泳いでいて自分がボートに上がるのを手助けしたあと、母親は戻らず消えたと証言していました。

　生前ナヤが女優としてブレイクする契機となった「glee」の制作者ライアン・マーフィー、ブラッド・ファルチャック、イアン・ブレナンの3人は14日、連名でVarietyなどメディアへ向けコメントを発表。現在ナヤが遺した息子のため、カレッジファンドを作る準備を進めていることを明らかにしました。

　マーフィー、ファルチャック、ブレナンの3人はナヤについて「キャスティングした当初レギュラー出演者ではなかったが、彼女が特別な存在であることに撮影が始まってすぐ気が付いた」と回想。音楽的な才能や、ユーモア、人柄を称賛するとともに、それまでテレビで描かれる機会がほとんどなかった、レズビアンをカムアウトした女子高生を演じたナヤの功績について言及しています。ナヤが演じたサンタナと、ヘザー・モリス演じるブリトニーの関係は「少女たちにとってどれだけ大きな意味を持つか、ナヤは理解していた」「影響を受けた女子ファンからの反応に心動かされて、彼女たちを含むファンに報いようといつも考えていた」と当時を振り返りました。

　恋人役だったヘザーは今回の事故に際しナヤ発見のため尽力。Twitterでは捜索隊に協力を申し出たり、危険を犯して捜索に加わろうとするファンのため「捜索隊は全力を尽くしてくれていると断言できます」「どうかナヤを探してくれている方々に、思いやりを示してください」と呼びかけたりしていました。遺体発見当日には「glee」キャストが湖のほとりで手をつなぐ写真が現地メディアにキャッチ。遺体発見後の14日、ヘザーは「いまは悲しむための時間をください」とInstagramに投稿しています。