テッペン回って「アジェンダを守る」とエイヤで駆け出す 漫画“広告用語シンデレラ”が終始何言ってるのか分からない(1/2 ページ)
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Twitterでローンチされた漫画「広告用語でシンデレラ」が、ハイクオリティなユーザエクスペリエンスを提供しています。クライアントからアグリーの声が上がり、高いエンゲージメントを構築しているもよう。これはコンセンサスですわ(?)。
漫画の出だしは「むかしむかしジャストアイデアで“シンデレラ”と呼ばれているF1の美しい娘がエンゲージメントを構築できずに暮らしていました」から始まっており、1コマ目から何を言っているのか全然分かりません。F1? レーシング……?
原作では「王子様が豪華パーティ」を開催しますが、広告用語シンデレラでは「クライアントの子息が盛大な打ち上げ」を開催。何の打ち上げなんですかね……。姉たちはヘアメイクとスタイリストをアサインし、メルセデスのロケバスで出掛けるのでした。入場するときのあいさつは「入りでーす」。
1人家に残され悲しむシンデレラ。するとそこに、「仙女」と呼ばれるクリエイティブディレクターが現れました。誰だよ。クリエイティブディレクターは、シンデレラに「スチール撮影でタレントが着たドレス」「CMの大道具のかぼちゃの馬車」「流通向けのサンプリングとして作ったガラスの靴」を貸し出す(要返却)のでした。シンデレラは「なるほどですね」とこれらを受け取り、城に出向きます。
城に到着したシンデレラは、たちまちハイクオリティなユーザエクスペリエンスを提供。「すごいシズル!」とクライアントのご子息(王子)の心を射止めると、コリオグラフに誘われ愛のコピーをナレーションされるのでした。
しかし、気が付くとオーガニックにテッペンを回り始めており、アジェンダを守り仙女と握った約束にコミットしたいシンデレラはタクチケを握りしめエイヤで駆け出します。王子は引き止めますが、「ニュアンスはアグリーなんだけどケツカッチンなんで」と帰ってしまいます。
シンデレラがウェアラブルしていたガラスの靴を見つけた王子は、ペルソナを設定し各エージェンシーをピッチにかけます。オーディションの結果ガラスの靴とぴったりアライアンスを構築できたシンデレラは王子と結婚し、たいそうWin-Winに暮らしましたとさ。……そうか……良かったな(ぐるぐる目)。
この漫画を描いたのはせるこさん(@seruko)で、元ネタは“広告用語日本昔話”などを書いた西島知宏さん(@t_nishijima)が2015年に自身のサイトで公開したもの。漫画自体は元ネタが公開された当時に書いたもので、今になって出てきたそうです。書いた当時は広告代理店で働いていたためほぼ解読できていたそうですが、今は「終始何いってんだ」状態だそうです。
せるこさんの過去の作品
この漫画にリプライ欄などでは、「FF外からなるほどですね」「自分も同時期に代理店にちょこっといたので懐かしすぎ」「なんでこんなにカタカナ好きな業界なんでしょうねぇ」「半分くらいしか理解できませんでした」「元ADで再現ドラマ班にいた事があるので、わかるわかる……」といった声が寄せられていました。
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