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小田原駅「こゆるぎ海苔べん」(880円)~2020年・夏の終わり、一度は海を眺めたい!

小田原駅の名物のり弁がリニューアル。新たな茶飯とイカ天入り揚げ玉、定番の銀鮭塩焼き、焼き海苔、味付けおかか。お箸がより一層進みます!

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】


E261系電車・特急「サフィール踊り子」、東海道本線・早川~根府川間

今年(2020年)春から運転を開始した、東京~伊豆急下田間の特急「サフィール踊り子」号。

東海道本線は、国府津(こうづ)から熱海にかけて、車窓に海が広がります。

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特に早川~根府川間は、何度乗っても、歩いても、飽きることのない風景の連続。

今年は、E261系電車「サフィール踊り子」、E257系・185系電車「踊り子」と、時間帯によって、3つの踊り子号がやって来るのも楽しいですね。


小田原駅

神奈川・西湘地区を代表する駅・小田原駅は、今年10月で開業100周年を迎えます。

東海道本線は全通時、国府津から御殿場経由で沼津へ抜けていました(現・御殿場線)。

明治の終わりから「箱根新線」の名で新ルートの計画が始まり、大正5(1916)年に工事を開始、大正9(1920)年10月21日、小田原までが「熱海線」として開業しました。

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そして、昭和9(1934)年の丹那トンネル開通で、現在の「東海道本線」となったわけです。

(参考)小田原市ホームページ


こゆるぎ海苔べん

100周年の節目となる小田原駅の駅弁を手掛ける「東華軒」の新作が登場しています。

その名も、「こゆるぎ海苔べん」(880円)。

これまで販売されていた「東華軒ののり弁」をリニューアルして、今年7月に販売開始。

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“こゆるぎ”とは、旧相模国に3カ所ある地名で、うち1カ所は大磯から西の海岸があたり、沿岸一帯は「こゆるぎの里」と称されていると、掛け紙に記載があります。


こゆるぎ海苔べん

【おしながき】

  • 茶飯 いか天入り揚げ玉 味付けおかか 焼き海苔
  • 銀鮭塩焼き
  • 厚焼き玉子
  • ちくわの磯辺揚げ
  • 煮物(椎茸、花人参)
  • 蓮根金平
  • わさび味噌
  • つぼ桜
  • 広島漬け

こゆるぎ海苔べん

いちばん変わったところは、何といってもご飯が茶飯になったこと。

しかも焼き海苔、味付けおかかに「いか天入り揚げ玉」が加わって食感がよくなり、さらに甘辛のわさび味噌でアクセントをつけていくと、箸がより一層進みます。

東華軒によると、従来の海苔弁がやや淡白な食感だったというお客様の声を反映して、味にアクセントを強めに付けることを意識しながら、リニューアルを行ったそうです。

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185系電車・特急「踊り子」、東海道本線・早川~根府川間

東京からは、何となく出かけにくいと感じている方も多いであろう2020年の夏。

でも、感染症リスクが高い人と暮らしていないのなら、各個人が万全の対策を取った上で、関東近場の好きなエリアに足を伸ばすのは、決して悪いことではないと私は思います。

出かけるも自由、家にいるも自由。

ただ、車窓に広がる海を眺めて、美味しいものをいただけば、それは癒しのひとときです。

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史

昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。

駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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