「原神」iOS版に「クリップボードを読み取っている」と指摘 運営元は「テスト用の機能が削除されていなかった」と修正を発表
テスト版に搭載していた機能が削除されていなかったと説明しています。
中国miHoYoが開発したゲーム「原神」(PS4、PC、iOS、Android)のiOS版について「クリップボードの内容を読み取っている」との指摘を受け、同タイトルの運営元は不具合を修正すると発表しました。
iOSをバージョン14にアップデートすると、原神がクリップボードの情報を自動的に読み取るとの挙動が指摘されていました。
運営元は、この問題はiOS版ののみ存在し、テスト版に搭載していたシステムテスト用の機能が、正式版で完全に削除されていなかったことが原因と説明。読み取ったクリップボード情報の処理、保存、アップロードなどは一切行っていないと述べています。
「運営チームの不手際により、皆様に多大なご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます」と運営元は謝罪。App Storeに該当機能の削除申請を提出しており、審査通過後にゲームをアップデートすると当該の機能は完全に削除されてるとしています。アップデートは公式Twitterで告知予定。
「原神」は9月28日のサービス開始直後から、PC版で、ゲームを終了したり、アンインストールしたりしてもアンチチートプログラム「mhyprot2」が動作を続ける問題が報告され、「スパイウェアではないのか」との疑惑が拡散。運営元は「あくまで不正防止のためのもの」と説明していました。
運営元は今回の件を受け「皆様に度重なるご迷惑をおかけいたしましたこと、重ねてお詫び申し上げます」と謝罪し、「原神運営チームおよびmiHoYoはあらゆるプレイヤーの個人情報や利益を損なう行為をいたしません」とあらためて述べています。
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