コロチキ西野、父親の記憶喪失を告白　「今までの思い出も消えてしまう」と恐怖を味わう

　お笑いコンビ「コロコロチキチキペッパーズ」の西野創人さんが10月31日、父親が事故により重症を負い、記憶喪失になっていたことをブログで告白。現在は体調、記憶ともに回復傾向にあるそうですが、「今までの思い出とかも消えてしまうのか そんな事を考えると怖くてたまりませんでした」と当時の心境をつづっています。

　「最近父が事故に遭いました」と父親が趣味のロードバイク走行中に事故に遭い、頭蓋骨骨折の重傷とともに記憶喪失に陥っていたことを告白した西野さん。「記憶喪失ってマンガとか映画の世界だけやと思ってたんですがまさか自分の父親がなるとは」と事故直後は現実を受け止めきれない部分もあったようで、「記憶喪失になってる父を見て 妹はショックを受けて泣いてしまっていました」と家族にも大きな動揺が見られたことを明かしています。

　父親は携帯のパスワードや自分の仕事についても記憶がなく、「電話であんなに喜んでたのに僕に子供が出来たという事も……」と息子夫婦が子どもを授かったことも忘れていたとのこと。それでも子どもたちの名前だけは覚えていたそうで、西野さんは「えらいもんで……」と驚きをつづっていました。

　父親の記憶喪失という予想だにしない出来事に、「妹が悲しんでたときは電話で『大丈夫や！　心配ない！』と頼れる兄ちゃんを演じてましたが内心はビビり倒してました」「今までの思い出とかも消えてしまうのかそんな事を考えると怖くてたまりませんでした」など大きな不安に襲われていたという西野さん。「今ではだいぶ体調も記憶も回復して呑気に僕らのグッズTシャツを着て過ごしています」と幸いにも現在は回復に向かっているそうで、もともと従事していたデザイン系の仕事に復帰したことも明かしています。

　同投稿では、金銭的苦労も多かったという幼少期の思い出話や、父親のデザイナーとしての仕事ぶりをどこか誇らしげにつづった西野さん。ブログのヘッダ画像は、入院している父親に依頼して描いてもらったそうで、「入院生活で人に頼る事が多かったので頼られる事が嬉しかったのでしょう 電話の向こうの声は久しぶりに活き活きとしていました」と親孝行なエピソードも披露していました。最後には、「ほんまに元気になってよかった」と心からの安堵（あんど）を言葉にしています。