【うっかりおうちで死にかけた】お風呂上がりにバスマットですべると後頭部の落下地点が危ないし、全身ケガするかも……というお話(1/2 ページ)
ツルッといくと「室内でオーバーヘッドキック」みたいな倒れ方になるもよう。
ねとらぼ読者から自宅で起こった危険な出来事をインタビューする企画「うっかりおうちで死にかけた」。今回は「バスマットで足をすべらせて『一瞬で全身にダメージを負いました』」というお話を伺いました。事故の地味さと危なさがかみ合ってないやつだこれ。
連載:うっかりおうちで死にかけた
我が家は落ち着く、心が安らぐ場所―― そんなイメージに反して、時には自宅でも命に関わるような危険な事故が起こることが。ただ日々過ごす場所だけあって、どんな危険があるのか気付きにくいもの。そこで「うっかりおうちで死にかけた体験談」を募集して、いろいろな人からいろいろ聞いてみよう、という企画です。
1回転んだだけで頭部強打、擦り傷、打撲……
3年くらい前(当時20代後半)、お風呂上がりにバスマットですべって転んで、後頭部を強打、近くの洗面台に足をぶつけて擦り傷で出血、腕を打撲……など一瞬で全身にダメージを負いました。
お風呂から出ようと、脱衣所のマットに足をつけた瞬間にツルッと。今思うと、怖い転び方でした。足が前に向かってすべって、腰は真下に落下。そうすると頭は少し後ろに落ちる形になるので、ちょうどお風呂場の段差のあたりにくるんですよね。
―― サッカーのオーバーヘッドキックのような倒れ方をしたわけですよね。芝生の上じゃなくて、自宅の脱衣所という狭くて硬い場所で。
転倒後、5分ほど動けなかった(主に頭の痛みで)のですが、かといっていつまでも転がっているわけにもいかなかったので何とか起き上がりました。
足の小指や薬指を洗面台にぶつけてしまったらしく、出血がひどかったのでとりあえず消毒。タオルを当てて止血して、ばんそうこうを貼りました。後頭部を打った不安もあって翌日には病院で検査を受けましたが、たんこぶができている程度で問題ないと診察を受けました。
―― バスマットで転んだ原因は何だったのでしょうか?
そのときはお風呂の途中でシャンプーが切れていることに気付いて、一度お風呂場を出たので、そのときにマットがぬれてたのが一因かもしれません。
また、あれ以来、バスマットは滑り止めのついたものを使用するようにしています。あと、足を置く際には、大丈夫かとゆっくりつくように気を付けていますね。
編集部注:お風呂場の転倒について
東京都生活文化局が、ヒヤリ・ハット体験などを収集した調査資料「浴室等に潜む危険」(2010年度)によると、お風呂場の転倒原因はものすごーく多種多様。
入浴剤ですべった、石けんですべった、洗面器を踏んですべった、浴槽に入るときにすべった、浴室内に設置していたマットやすのこがすべった、床のタイルがすべりやすくて転んだ、入り口の段差でつまづいた……などが掲げられています。
この手の注意喚起は高齢者向けのものが多いのですが、若ければ転ばないというわけではありません。毎日使う場所ですし、もしも不安に感じる点があるのなら解消しておいたほうが良さそうです。
本企画では取材させていただける読者の方を募集しています
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