ニュース

今年はどんなお楽しみがある? 鉄道ガンバレ!! 「2021年注目の鉄道トピック」まとめ月刊乗り鉄話題(2021年1月版)(2/3 ページ)

「ひっそり日本一長い駅名更新」「流氷物語号」「ロマンスカーミュージアム開館」「DMVデビュー」……などなど! 「三密を避けたひとり旅」と「対策強化ツアー」で、今年も乗り鉄がんばりましょう!

advertisement

【2月~3月】185系電車お別れ乗車にオススメ、「踊り子号」に「トクだ値」設定

 「185系電車」が3月13日のダイヤ改正で引退します。


185系電車は関東最後の国鉄形特急

 185系電車は国鉄時代から主に東京~伊豆半島間で、特急「踊り子号」として活躍していました。鉄道ファンとしてはお別れ乗車したいところです。そこにちょうど良いタイミングで割引運賃が発表されました。JR東日本のオンライン予約サービス「えきねっと」で、2月1日~3月31日に50%割引の「お先にトクだ値スペシャル(乗車券つき)」と、30%割引の「お先にトクだ値(乗車券つき)」を販売しています。

 どちらも乗車1カ月前から予約可能。「お先にトクだ値スペシャル(乗車券つき)」は乗車の20日前まで、「お先にトクだ値(乗車券つき)」は前日まで購入できます。ただし席数が限られているので「早い者勝ち」です。

advertisement

 なお、ダイヤ改正に先駆けて185系からE257系への置き換えが始まっています(関連記事)。使用車両の見分け方はJR東日本公式サイトの時刻表で列車時刻表を表示したときに、「リニューアル車両で運転」とあればE257系、それ以外は185系です。

 「えきねっと」はシートマップで座席を指定できるので、混雑する車両を避け、その時点で前後左右が空いている席を選べます。密を回避できる仕組みです。

【2月~】秩父鉄道「SLパレオエクスプレス」が運行再開

 2月13日、秩父鉄道のSL列車「SLパレオエクスプレス」が1年ぶりに運行再開します。


秩父鉄道のSLが復活

 SLパレオエクスプレスが運休していた理由は感染症の流行とは関係なく、蒸気機関車と客車の修繕と検査でした。運休期間が長引いた理由は、蒸気機関車と客車をJR東日本の大宮車両センターへ回送するにあたり、経由路線のJR八高線が令和元年台風19号で被災したためでした。

 2019年まで「SLパレオエクスプレス」は定員制で、自由席の「SL整理券(510円)」が必要でした。2021年から「SL指定席券(740円)」になります。希望の席を選んで「密」を回避できるようになります。

advertisement

【3月】全国ダイヤ改正 寂しい項目が多いけれど、明るい話題もたくさん

 3月13日にJRグルーブや大手私鉄などのダイヤ改正が行われます(関連記事)

 今回は感染症流行の影響による移動自粛の影響が大きく、終電の繰り上げ、始発の繰り下げ、減便の話題が多く寂しい限り(関連記事)。前出の185系引退のほか、鹿児島本線で半世紀以上も走り続けた特急「有明」も引退します(関連記事)。JR北海道では利用の少ない駅が廃止されます。函館線、宗谷線、石北線、釧網線の18駅です(関連記事)


特急「有明」(写真:読んでる渋沢)

 寂しい話題が多いですが、明るい話題もたくさんあります。東海道本線の特急「湘南」が新設されます(関連記事)。千葉県内、内房線・外房線・鹿島線に新型車両E131系が登場します(関連記事)。石川県の七尾線、金沢~七尾間も新型電車521系に統一されます。

 東北新幹線、東海道新幹線もスピードアップします。東北新幹線は上野~大宮間の埼玉県内で最高時速を時速110キロから時速130キロに引き上げます。この区間に乗り入れる北陸新幹線、上越新幹線、山形新幹線、秋田新幹線の列車に効果があります(関連記事)

 東海道新幹線は一部の最速列車が東京~新大阪間で2時間27分でした。春のダイヤ改正で、主に夜間の列車を最速列車化します。

advertisement

千葉県内、内房線・外房線・鹿島線でデビューする新型車両「E131系」

 新しい駅は、ひたちなか海浜鉄道に「美乃浜学園駅」が、えちごトキめき鉄道に「えちご押上ひすい海岸駅」が、富山地方鉄道に「オークスカナルパークホテル富山前停留場」と「龍谷富山高校前(永楽町)停留場」が開業します。

 どんな時代でも新しい列車や車両や駅が現れ、古い列車や車両や駅が消えていきます。そしてスピードアップの努力も続きます。鉄道ガンバレ!!

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
  2. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」【大谷翔平激動の2024年 現地では「プレー以外のふるまい」も話題に】
  3. 刺しゅう糸を20時間編んで、完成したのは…… ふんわり繊細な“芸術品”へ「ときめきやばい」「美しすぎる!」
  4. 友達が描いた“すっぴんで麺啜ってる私の油絵"が1000万表示 普段とのギャップに「全力の悪意と全力の愛情を感じる」
  5. 毛糸6色を使って、編んでいくと…… 初心者でも超簡単にできる“おしゃれアイテム”が「とっても可愛い」「どっぷりハマってしまいました」
  6. 60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
  7. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  8. 真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
  9. 後輩が入手した50円玉→よく見ると…… “衝撃価値”の不良品硬貨が1000万表示 「コインショップへ持っていけ!」
  10. 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に