書店員に本を探してもらっているとき、「ついていく」か「その場で待つ」か? 難問の答え求める漫画にさまざまな意見集う(1/2 ページ)
店員の立場からの意見も寄せられています。
書店で「この本、どこにありますか?」と聞いたとき、「あー、ちょっと見ますね」と応じた店員に“ついていく”べきか、“その場で待つ”べきか……正解はどっちでしょう。この難問を、漫画家のうえはらけいた(@ueharakeita)さんがTwitterで問いかけ、反響を呼んでいます。
はっきりと「ご案内します」「ここで、お待ちください」と言われた場合は従えばいいだけですが、困るのはあいまいなときです。Twitterでも意見はさまざま。“その場で待つ”人、“ついていく”人それぞれの考えや、店員の立場からの意見がたくさん返信されています。これを読んでいくと、みんなやさしいんです。気遣いがすごい。
“その場で待つ”派の主な理由は、プレッシャーをかけたくないから
“その場で待つ”という人たちは、理由として「店員さんにプレッシャーをかけたくないから」を挙げている人が多く見られました。
Twitterという限られた環境での意見なので、全体で見ても同じ傾向なのかは分かりませんが、店員さんからは“その場で待っててほしい”との意見が目立ちました。店員側の理由でも「プレッシャーがかかるから」を挙げる人は多い傾向がありました。また、お客さんが入れない場所に立ち入ることがあったり、あちこち連れ回してしまうことがあったりするので、負担をかけたくないという気持ちから、“その場で待っていてほしい”と考えているようです。
では、“その場で待つ”が正解なのかというとそうでもないようで、店員さんが戻ってこなかったという経験をしている人もいます。店員さんのほうでも、探して帰って来たあと移動されてしまったのか見つからなかったという経験は数多くあるようです。店員の立場でも、「ついてきてもらったほうがお客さんを探す手間がなくて楽」という意見の人もいます。
“ついていく”理由は「持ってきてもらわなくていい」という気遣い
店員だって人間です。一瞬でお客さんの顔を覚えられるとは限りません。自分を探してもらう手間を省くために“ついていく”人もいます。また、店員さんが探しものをしている最中、他のお客さんに声をかけられる可能性もあるので、その際に、気まずくならないようにと配慮しているとの声もありました。
両立場の折衷案的な回答も。プレッシャーをかけたくないけど、自分を探す手間もかけたくないということで、店員さんの目が届くほどの距離のところで、他のものを見ながら待つという人もいました。
“ついていく”と思わぬ出会いがあることも!?
“ついていく”と答えた人には、書店ならではの意見もありました。それは「目当ての本が見つからなくても、関連書籍が見つかるかもしれないから」というもの。確かに、書店であれば、ついていくことで別のすてきな本との出会いがあるかもしれません。
また、店員さんと一緒に本を探して、不思議な絆が生まれたという体験談も寄せられていました。こういう出会いは、ついていかないとなかなか生まれないかもしれません。
客の立場からあれこれ悩んでいたとしても、そんなことは不要で、「どっちにも合わせられるから、そんなに気にしていない」という店員さんもいました。これが、コミュ力ってやつなんでしょうか。
決定的な正解にはなかなかたどり着けそうにない問いでしたが、Twitterでの反応を見ると悩んでいた人は数多くいるようです。ほんとうに多種多様な声が寄せられていました。
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