三浦春馬さん遺作「天外者」が、第94回キネマ旬報ベスト・テン受賞 「春馬くんの思いがたくさんの人たちに届いた」(1/2 ページ)
読者選出日本映画監督賞に選ばれました。
三浦春馬さん主演映画「天外者」が、第94回キネマ旬報ベスト・テンで読者選出日本映画監督賞を受賞。2月4日に行われた表彰式で、田中光敏監督が「春馬くんにもらった賞だと思っています」と感謝を語りました。
映画「天外者」は、幕末から明治までを生きた実在の人物・五代友厚を三浦さんが演じた伝記映画。2020年7月に亡くなった三浦さんの死後に、遺作として公開された作品です。
映画誌『キネマ旬報』主催の同賞を手にし、大学時代から同誌の読者であり憧れていたという田中監督は感無量。目を潤ませながら、同作を選んだ読者へ感謝するとともに「主演・三浦春馬という最高にすばらしい役者と出会って一緒にこの作品を作り上げ、こういう賞をいただけたんだと思っています」と感慨を語りました。
スピーチで三浦さんの思い出を尋ねられた監督は、クランクインが当初の予定より1年遅れる中で三浦さんは腐らず殺陣や所作など役作りを続けていたと作品に向き合う故人の人柄がしのばれるエピソードを告白。「いいやつ」だったと振り返りながら「いい思い出だけしかない、いい思いを残せた作品だと思っています」と語り、三浦さんへ「春馬くんの思いがたくさんの人たちに届いた、そういう風に思っています」というメッセージを送りました。
「生みの苦しみがあった」と同作を世に送り出すまでさまざまな苦労があったと語る監督へ「素晴らしい作品を世に出して頂きありがとうございます」「苦難を乗り越えてのこの受賞は、一際嬉しいことと思います」とファンもコメント。お祝いとともに「春馬くんもきっと受賞を喜んでいますね」とあらためてしみじみ追想するコメントが多く投稿されています。
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