降板もあり得た 「ハリポタ」ロン役ルパート・グリント、シリーズ撮影中の代わり映えない日々に「窒息しそうだった」(1/2 ページ)
働く大人「それが仕事ってものだよ」。
映画「ハリー・ポッター」シリーズでロン役を演じたルパート・グリントが3月8日、ポッドキャスト番組でシリーズ降板や俳優以外の道を目指そうと思ったことを告白。代わり映えのない日々が精神的にしんどかったと明かしました。
ルパートは2001年から10年間、世界的な人気シリーズで主人公ハリーの親友役を好演。シリーズ参加は得難い体験でキャストや関係者は家族のような存在だったとしながらも「窒息しそうだと感じる瞬間もあった」と重圧を明かしています。
同じセット、同じ出演者、同じスタッフに囲まれた撮影の日々を、際限なく同じ1日を繰り返す映画「恋はデジャ・ブ」にたとえたルパート。「いつまでたっても終わらない」「別のことをやってみたいという気持ちもあった」とシリーズ降板や、俳優引退を考えたことを示唆しています。
ルパートの発言について社会経験をしている人からさまざまな声が上がっており、働く大人は「それが仕事ってものだよ」と指摘。「世の中には30年間ずっと同じ仕事を続ける人もいるものだけど、俳優の感覚は違うものだね」「それでも普通の職場は嫌になったら辞められるからなぁ」とさまざまな反響を得ています。
ハリポタファンはハリー、ハーマイオニー、ロンを演じた3人が最初に10年契約を結んだわけでもないのにシリーズ完走したことに対し「ためらいもあっただろうに戻ってきてくれた」と感謝のコメント。ルパート自身も結局は原作やロンというキャラへの愛が勝ったとし、すばらしい経験だったと振り返りました。ルパートは今でも俳優業を続けており、メインキャストの1人を演じるドラマ「サーヴァント ターナー家の子守」(Apple TV+)は1月にシーズン2が配信されたばかりです。
またハリーを演じたダニエル・ラドクリフは、死体役や人造人間など個性派役者街道をまっしぐら。さらにハーマイオニー役のエマ・ワトソンは休止期間を挟みつつ、チャリティー活動に力を入れる一方で「美女と野獣」「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」といった話題作へ出演しており、3者それぞれが自分の道で俳優活動を続けています。
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