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高2の娘と、「映画ヒーリングっどプリキュア」を見に行ったお話サラリーマン、プリキュアを語る(1/2 ページ)

「映画ヒーリングっどプリキュア」、プリキュア5に話題を取られがちですが、ヒープリ映画として最高中の最高なのです。

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 高校2年生の娘と「映画ヒーリングっど・プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!」(・はハートマーク。以下省略)を見に行ってきました。

 「Yes!プリキュア5」世代である娘は、久しぶりに見るプリキュアに何を感じたのでしょうか。せっかくなので感想を書いてもらいました。

 (※本記事中に映画のネタバレはありません)

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kasumi プロフィール

プリキュア好きの会社員。2児の父。視聴率などさまざまなデータからプリキュアを考察する「プリキュアの数字ブログ」を執筆中。2016年4月1日に公開した記事「娘が、プリキュアに追いついた日」は、プリキュアを通じた父娘のやりとりが多くの人の感動を呼び、多数のネットメディアに取り上げられた。

映画ヒーリングっどプリキュア公開

 2021年3月20日。「映画ヒーリングっどプリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!」が公開となりました。

 プリキュア映画通算29作目となる同作は、2020年秋の公開予定がコロナ禍により延期となり、ようやくこの春の公開となりました。

 東京ガールズコレクション、藤田ニコルら現役モデルやリラックマの登場など、たくさんのコラボが実施された同映画ですが、中でも注目すべきは2008年放送の「Yes!プリキュア5GoGo!」(以降「プリキュア5」)との共演です。

 「プリキュア5」は、「NHK全プリキュア大投票」でも女性人気が高く、2021年現在で20歳前後になっているであろう「プリキュア5世代」の女子をプリキュア映画に呼び戻す算段もあったのでしょう。


映画では「Yes!プリキュア5GoGo!」との共演が話題となりました

 その目論見は、見事に当たります。

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 当時、現役で「プリキュア5」を見ていた当家の高校2年生の娘にも響いたらしく、一緒に映画を見ることとなりました。

 この4月から高校3年生になり大学受験を迎える娘。楽しみにしていた修学旅行が中止になるなど、若い世代にもコロナ禍は大きな影響を与えています。

 そんな中、現役高校生が見た「現在のプリキュア映画」はどんな感じだったのでしょうか。


当時娘が遊んでいたプリキュア玩具

高2の娘のプリキュア映画感想

 「映画ヒーリングっどプリキュア」を見た高2娘の感想です。

 プリキュア5が出ると聞いて新しいプリキュアの映画を父と見に行きました。

 子どもの頃はいつもママとパパとプリキュアを見ていて、プリキュア5の思い出は、闇堕(お)ちしたプリキュアが出てくる回がほんとにすっっごく怖かったのと、人間ココとドレスを着たのぞみちゃんが一緒に踊ってるシーンが映画かなんかであってそのシーンが本当にきれいで大好きでした(こんなのでいいの?)。

 今回の映画も面白かったです。ちょっと感動しました。見るまでは知らなかったけどお母さんと子どものお話で、お母さんの作り出した、とても大きな感情とそれに伴う行動は、一見エゴのようにも見えて、エゴという身勝手を超えて親から子への無償の愛なのだろうな、と思いました。うまく言えないけど、母親も絶対的な存在じゃなく悩む人間なんだな、ってことを思いました。

 「ヒーリングっどプリキュア」たちがピンチのときに、舞い散る花びらと共にさも自分たちもその花びらの一枚かのごとく可憐(かれん)に登場する「プリキュア5GoGo!」がカッコよすぎです。あとはミルキィローズが戦いの最中にミルクに戻って戦うところがかわいかったです。ローズ推しなので。

 プリキュアたちは相変わらずキラキラですてきでした。あとリラックマのパチモンがいる! と思ったら本物でした。

 あの頃はプリキュアの映画を見てもかわいいとかしか思っていなかったんだけど、今見るとプリキュア映画ってこんなにも深いお話やってたんだな、って思います。

 私の学校では修学旅行が中止になったけど、映画の中ではのどかちゃんたちが東京旅行を楽しんでいてちょっとうらやましかったです。

 幼稚園の頃はプリキュアが大好きでキュアドリームの変身コスチュームをおばあちゃんに買ってもらったり、ショーに行ったりした記憶があります。うれしかったな。

 プリキュアの中ではハートキャッチプリキュアが全員とても好き(あのほわほわした感じの絵柄? が好き)。全員同じくらい好きだけど強いていえばキュアムーンライトが一番好き。紫の子を好きになりやすいのかも。

 でも、もうムーンライトよりも年上になってしまうのね、私……。

 プリキュアといえば、ママが入院してたとき(多分弟の出産?)に『おともだち』か『ぷっちぐみ』かなんかの付録のプリキュアのおもちゃを持ってパパとふたりで病院行ったな。あの頃の私は、きっとママにプリキュアを見せれば元気になると思ってたんだと思う(これプリキュアの思い出なのかな)。

 プリキュアのデータカードダス、いつの間になくなっちゃったのかなあ。あれ好きだった。いつもパパとママに100円もらってやっていました。欲しいカードが出なくって泣いていたらママがもう100円くれたの覚えています。

 私は、プリキュアはいつの間にか見なくなっちゃったけど小さいころにママとパパと見ていた記憶は今でもあるし、なんか笑顔の記憶しかない。

 あと、日曜日の朝にパパと一緒に寝ころびながらテレビ見てる時間が好きでした。なんかそんなことを思い出しました。


当時キュアドリームだった娘

 現役高校生にも今のプリキュアはきちんと響いていたようです。

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 かつて、「スター☆トゥインクルプリキュア」のプロデューサーである柳川あかりさんは「プリキュアはアニメーションだけでなく映画やキャラクターショー、おもちゃ・グッズなどすべてを含めて“プリキュアという体験”を提供している」と語っています。

 プリキュアはアニメだけではなく「見ていたときの思い出そのもの」なのです。

 だから、お母さんお父さんは、ぜひ子どもたちをプリキュア映画に連れて行ってほしいのです。それはきっと子どもにとって「プリキュアという体験」となって、心に残り続けるのだと思います。

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