「18万円の当選馬券、10万円で買って」 バンドマンが詐欺被害にあう漫画が強烈な結末(1/2 ページ)
緊張感あふれる心理戦。
少年が詐欺師から「当たり馬券を買ってくれ」とお願いされる漫画『サギ師とバンドマン』が、緊張感あふれる展開と強烈なオチとなっています。読み終わった後、「Oh……」と声が出てしまうかもしれません。作者は、吉本ユータヌキさん(@horahareta13)。
給料日明けのバンドマンを狙う、1人の詐欺師。「あれ、おかしいな」と何かを探すふりをして、バンドマンが声をかけてくるのを待ちます。すると詐欺師の狙い通り、バンドマンは「どうしたんですか? なんか探してます?」と声をかけてしまいました。
財布を落とし交番にもなく、帰るお金もなく困っている……とそれらしいことを並べる詐欺師。運賃を貸してあげようとすると1万円が必要とのことで、さすがの額に他の人にあたるよう言い渡しバンドマンはその場を後にします。
しかし、ここで詐欺師はバンドマンを追いかけ、「いいものが見つかった」と言いながら18万円の当選馬券を取り出し10万円で買わないか持ちかけました。前日に親からギターの購入費13万円を「ちょっと早い成人祝に」ともらっていたバンドマン、いろいろ考えた末に、7万円なら……と値切ると詐欺師は了承。怪しまれないよう受け渡しに人気のないところに移動することにしました。
移動中、半信半疑のバンドマンがその馬券が本当に当たっているのか尋ねると、競馬新聞を取り出し間違いなく当たっていることを見せてくる詐欺師。しかし、やはりどうにも怪しいと買わずに帰ろうとすると、1万でいいという詐欺師。バンドマンは了承してしまいます。
後日、警察署を訪れるバンドマン。やはり馬券は偽物で、どうやら新聞は偽造したものだったようです。しかも、罪悪感などから結局7万円を渡してしまっていたのでした。後日犯人は捕まったものの、詐欺師が金を持っておらず結局7万円は返ってこないのでした。
悔しがり、いつか絶対に話のネタにして元を取ってやると誓うバンドマン……もとい、15年前の吉本ユータヌキさん。そう、これは実体験の話だったのでした。
作品提供:吉本ユータヌキさん(@horahareta13)
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