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撮影ブースにジャングルジム、前方から風が吹く…… ちょっと昔の「プリクラ機」を描いた漫画に懐かしさが止まらない(1/2 ページ)

なぜか「盛り」より「おもしろ」が重視されていた。

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 エンドレスバブ(@endlessbabu1)さんがTwitterで連載中の「2000年代女児のおもいで」を描いた漫画が、ねとらぼGirlSideで読めるようになりました!

 心の奥にしまっていたキュンとした気持ちが懐かしさとともに迫りくるコミックエッセイをどうぞお楽しみください。

シンプルじゃいられない!/魔法の箱

 最近のプリクラは、シンプルな背景で落書きをほとんどしないのが主流。しかし、現在アラサーのバブさんが小学生だったころのプリクラは、いかにたくさん、そしてかわいくデコるかが重視された時代でした。そんな時代に稼働していたプリクラは、ユニークなコンセプトのものがたくさんあったのです。

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 その代表格が、撮影ブース内にぶら下がったりつかんだりできるバーや、はしごがあるタイプのもの。アクティブで躍動感のあるポーズを作れることが売りで、当時こうしたジャングルジムのようなプリクラ機は多数稼働していました。

 謎の顔ハメフレームや背景など、なぜか「かわいさ」ではなく「おもしろ」を重視したプリクラが多かったのもこのころの特徴の一つ。少ない撮影時間で上手に撮るのはなかなか難しかったものです。

 ジャングルジムタイプのプリクラ機ができるさらに前は、背景をカーテンやスクリーンでチェンジするタイプのものも。壁ギリギリに立ちすぎると、落ちてきたスクリーンが頭に直撃するのもこのころの「プリクラあるある」だったのではないでしょうか。

 また、前方から風が吹き出す変わり種のプリクラも。この機種では、ちょっと昔のミュージックビデオでよくみたようなショットを気軽に楽しめたのでした。

 現在に至るまで、さまざまな進化を遂げてきたプリクラ機。スマートフォンのカメラが普及した今も、誰かの青春の思い出を作り続けているのはうれしい限りです。

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 その影あった、今思えばちょっとヘン? な企業の試行錯誤を思うと、プリクラがより一層愛おしく感じますね。プリクラ、Forever……!


 「2000年代女児のおもいで」は、Twitterで最新話を公開中です。

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