「ハリポタ」マルフォイ父子がナルシッサ役ヘレン・マックロリー追悼　生前伝えられなかった感謝と後悔を明かす（1/2 ページ）

　映画「ハリー・ポッター」シリーズでナルシッサ・マルフォイ役を演じたヘレン・マックロリーが死去。息子ドラコを演じたトム・フェルトンと、夫ルシウス役を演じたジェイソン・アイザックスが4月18日、Instagramに追悼文を投稿しました。

　「突然の別れにとても悲しい気持ちです」と切り出したトムは、現在の自分を形作るのに幼少期から共演したヘレンの影響は大きかったとし「自分に厳しくウイットと思いやりがあった」と彼女の美点を列挙。直接そのことを伝えられなかったと悔やんでいます。物語の終盤で、窮地に立たされたドラコを救おうとするナルシッサの鋭い視線が印象的なカットを投稿し、「未来へ続く道を照らし出してくれてありがとう。誰かにそうしてほしいときに、手を握っていてくれてありがとう」と感謝を伝えました。

　夫婦役を演じたジェイソンは、ヘレンとはオーディションから一緒だったと告白。初めて彼女の演技を目の当たりにし「すごい女優と会ったよ」と帰宅してから妻に報告したと衝撃を振り返っています。夫婦役として共演の機会に恵まれたことを「幸運だった」としつつ、「最大の功績はすばらしい家庭を築いたことだ」と遺族へ思いを寄せ「心からの愛を送ります」とお悔やみを伝えています。

　ヘレンの死去は、夫で俳優のダミアン・ルイスが4月17日にTwitterで公表。ガンであったこと、友人や家族に囲まれ自宅で安らかに息を引き取ったことを明らかにし、才能を惜しむ声が数多く上がっていました。

　トムやジェイソンの投稿にも、作品にちなんで「つえを掲げよ」「（スネイプ役を演じ2016年に死去した）アラン・リックマンに続いてとても残念です」「彼女はスクリーンや私たちの心の中で永遠に生き続ける」とあらためてヘレンの死を悼むコメントが数多く投稿されました。また生前、近しい関係にあったトムやジェイソンの胸中をおもんぱかり「いまはゆっくりと休んでください」と心配する声も上がっていました。