ニュース

「ワンダーウーマン」俳優、イスラエルとパレスチナの武力衝突巡るコメントに物議 「虐殺行為の正当化だ」(1/2 ページ)

パレスチナに言及せず。

advertisement

 イスラエル人俳優のガル・ガドットが5月13日、母国とパレスチナの対立についてInstagramとTwitterでコメント。「悪しき連鎖がここまで至ってしまった」と両国間の政情悪化を嘆く投稿が物議をかもしています。


ガル・ガドットの投稿(画像はガル・ガドット公式Instagramから)

 長年、ユダヤ教・イスラム教にとって“聖地”とされるエルサレムを巡って争い続けてきたイスラエルとパレスチナ。今回の政情悪化はイスラエルが、東エルサレムで暮らすパレスチナ人家族に立ちのきを求める訴訟を起こし、これを認める判決が出たことに端を発し、軍事衝突へ発展。イスラエル軍とパレスチナ武装組織が攻撃を繰り返し、両国に死傷者が多数出る事態となっています。

 イスラエルには兵役義務があるため、現在は米国を拠点に活動するガドット自身も軍属だった経歴を持ちます。そのため「胸が痛みます」「家族や友人、同胞が心配です」と不安な気持ちをコメント。「イスラエル人には自由で安全な国に暮らす権利があります」とする一方で、具体的な国名は出さず「私たちの隣人にも同じ権利があるのです」と現地に暮らす人々が平和な生活を享受するべきだとしています。

advertisement

 ガドットは被害者や遺族のために祈るとした上で「私たちのリーダーが隣り合った地で平和に生きるための解決策を見つけられますように、より良い明日のために祈ります」と両国トップへ向けた要望をつづりました。しかしTwitterでは、ガドットがコメント内で一切“パレスチナ”の国名を上げなかったことに違和感を示す声が多数投稿。「彼女はイスラエル人なのだから」と立場への理解を示す見方がある一方で、国連がイスラエルに自粛を求めるなど国際的にも同国への批判が高まっていることから、ガドットのコメントは「虐殺行為を正当化するものだ」「彼女がいうような戦争ではない」と批判されています。


現在第3子を妊娠中のガドットと家族(画像はガル・ガドット公式Instagramから)

 一方で同じくイスラエルにルーツを持つ俳優ナタリー・ポートマンは、イスラエル政府を批判するヴィオラ・デイヴィスの投稿を自身のInstagramでシェア。パレスチナの危機を訴える投稿を拡散していました。また両国間の武装衝突に、両国にルーツがない著名人も胸を痛めており、歌手のリアーナは「罪のないイスラエル人とパレスチナ人の子どもが亡くなっている」「私は全ての人類の味方」と中立の立場からコメントしています。

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  4. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  5. 夫「250円のシャインマスカット買った!」 → 妻が気づいた“まさかの真実”に顔面蒼白 「あるあるすぎる」「マジ分かる」
  6. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 160万円のレンズ購入→一瞬で元取れた! グラビアアイドル兼カメラマンの芸術的な写真に反響「高いレンズってすごいんだな……」「いい買い物」
  9. 「情報操作されてる」「ぜーんぶ嘘!!」 175R・SHOGO、元妻・今井絵理子ら巡る週刊誌報道を一蹴 “子ども捨てた”の指摘に「皆さん騙されてます」
  10. 高2のとき、留学先のクラスで出会った2人が結婚し…… 米国人夫から日本人妻への「最高すぎる」サプライズが70万再生 「いいね100回くらい押したい」