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ルーマニアの山林鉄道を行く「魔改造ミニバン」が豪快 潔くて、変な光景で、何か好き(1/2 ページ)

緑の中を駆け抜けていく……真っ赤なミニバンです。

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 緑の中の線路を走り抜けていくのは……真っ赤なミニバン!?!? 線路をフツーのクルマがしれっと走る不思議な様子に思わず二度見してしまいます。


川沿いの線路を、ミニバンが華麗に進行……!(Fern Bahn/YouTubeより、以下同)

 ドイツの鉄道系YouTubeチャンネルFern Bahnで、ルーマニアにある森林鉄道の様子を楽しめます。

 山と緑に囲まれたのどかな場所たたずむ小さな鉄道車庫と線路。でもそこにはなぜかクルマしかありません。アレ、よく見るとこのクルマは妙に車高が高く、地上から浮いているように見えます。

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小さな鉄道車庫でなぜかクルマが停車中?

 このクルマは、ゴムタイヤと足回りを取っ払って車輪仕様に換装し、線路を走れるようにしちゃった特別改造車です。

 エンジンや“操舵以外”の操作系は元のクルマのまま。エンジンによる動力源、足元のアクセルとブレーキはそのまま有効の車両なのだそうです。何とも豪快かつ潔い魔改造っぷりがすごい……。“クルマ”の見た目の車内で聞こえる「ガタンゴトン」音も妙ちくりんで面白すぎです。


ゴムタイヤを鉄の車輪に替え、鉄道車両へと半ば強引に変身。トレッド幅、狭っ!

車内は見慣れた元のクルマのまま。あ、鉄道車両なので“運転台”というべきか(YouTubeより

 終点に着くと方向転換し、もと来た線路を戻ります。方向転換はジャッキアップして手作業で車体ごと180度くるり。この様子も妙に見慣れず、「だ、大丈夫かなこれ……」な危うい感じも相まってハラハラドキドキー! 


終点ではジャッキアップして手動で方向転換

 動画には「これは列車なの? クルマなの? 分からない……」「運転してみたい!」などのコメントが寄せられています。確かに何と呼ぶべきなんでしょうねこれ。軌道上のみを走る車両なので、やっぱり鉄道車両というべきなのでしょうね。カタチはそのままよくあるミニバンですけれど。

 さて、線路を走る“クルマ”というと、鉄道工事で活躍する「軌陸車」のファンは多いでしょう。線路をスーっと軽やかに進むトラックの姿は、見慣れない珍しさから思わず凝視してしまう魅力があります(関連記事)

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 このほか、徳島の阿佐海岸鉄道で間もなくデビュー予定(2021年夏予定)の「DMV」(関連記事)にも注目です。バスから車輪が出てきて鉄道車両へ「モードチェンジ」します。


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