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横浜DeNA国吉佑樹投手がトレードでロッテへ 何度もチームを救った右腕放出に「心が追いつかないよ」と衝撃広がる

先発強化を目的に有吉優樹投手が横浜DeNAに入団します。

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 横浜DeNAベイスターズは6月14日、国吉佑樹投手が千葉ロッテマリーンズへ移籍することを発表しました。国吉投手は2009年育成ドラフト1位で横浜DeNAに入団。最速161キロのストレートを武器に、ここ数年は救援投手としてチームを支えてきました。何度もチームを救った国吉投手のトレードに、ファンは「正直まだ受け止め切れていない」とショックが隠せないようです。


ベイスターズへ別れのあいさつをする国吉佑樹投手(画像は横浜DeNAベイスターズ公式Instagramから)

2020年8月27日、国吉佑樹投手の対広島での投球映像(画像は横浜DeNAベイスターズ公式YouTubeから)

 国吉投手は、2011年に横浜DeNAと支配下選手契約を結んだ後、8月の中日ドラゴンズ戦で先発としてデビュー。近年はセットアッパーなど中継ぎ投手としてフル回転して、2019年には自己最速の161km/hを計測するなどチームのクライマックスシリーズ進出に貢献。今シーズンも開幕から一軍で登板を続け、18試合に登板して1勝1敗1HP、防御率5.16の成績を残していました。

 国吉投手は千葉ロッテ移籍に際して、球団を通じてコメントを発表しています。

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「この度、千葉ロッテマリーンズに移籍することになりました。育成で入団して様々な経験をさせていただき感謝の気持ちです。突然のことで正直寂しい気持ちと、まだ実感が湧いてこないです。リーグは違いますが、野球をすることに関しては変わらないので、移籍してもしっかり自分らしいパフォーマンスを発揮できるように頑張ります。同じ関東のチームなので、試合を見に来ていただけると嬉しいです。約12年間お世話になりました」

 さらに国吉投手は「12年間ありがとう」と書かれたサイン色紙を持ち、球団公式Twitterから動画で登場。「本当に12年間ありがとうございましたという気持ちが最初に出たので(色紙に)書きました。ファンの皆さんはもちろんですけど、球団関係者すべてに向けてこのような思いでいます」と感謝を強調しています。

早くも歓迎ムード

有吉優樹投手とのトレードで千葉ロッテ移籍の国吉佑樹投手(画像は横浜DeNAベイスターズ公式Instagramから)

 国吉投手とのトレードで横浜DeNAへ入団するのは有吉優樹投手です。2016年ドラフト5位で千葉ロッテに入団し、通算成績9勝13敗1S18ホールド、防御率は3.95ですが、今シーズンは開幕から2軍暮らしが続き、ここまで8試合31回に登板し3勝2敗1HP、防御率3.77の成績を残していました。先発投手の補強が急務だった横浜DeNAにとっては、頼もしい戦力の加入です。

 有吉投手は横浜DeNA移籍に際し、球団を通じてコメントを発表しています。

「プロ野球選手として地元千葉でプレーをすることが出来て本当によかったです。マリンの応援は本当に凄くていつもファンの皆様の応援に助けられていました。一番の思い出は昨年7月7日に2018年以来の勝ち投手になったことです。風の強い日でした。ただ、あの試合は無観客だったので、もう一度、ファンの皆様の前で勝ちたかったことです。マリーンズファンの皆様、熱い応援ありがとうございました。横浜では求められる役割をしっかりと全うしチームの勝利に貢献できるように精一杯頑張りたいと思います」

 横浜DeNAは、現在セ・リーグ5位。クライマックスシリーズ圏内の3位までは10ゲーム差と、これ以上負けが込むことが許せない状況から、リリーフ要員の国吉投手を放出してまで先発強化に着手しました。ファンは「まだ、受け入れる事が出来ません」「応援しなきゃって思うんですけど、ただただ国吉が横浜からいなくなるのが辛くて寂しいです」と国吉投手がチームを去ることに寂しさを隠せない様子です。移籍先の千葉ロッテでも活躍を期待しましょう。

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