がん闘病の桑野信義、盟友・鈴木雅之のコンサートでステージ復帰　「天国の気分を味合わせてもらえました」と感無量

　大腸がん手術を公表したタレントの桑野信義さんが7月8日にブログを更新。「ラッツ＆スター」の盟友・鈴木雅之さんのデビュー40周年記念コンサートツアーでステージ復帰したことを報告しています。

　桑野さんは2020年4月から開催予定だった同ツアーに出演するはずでしたが、コロナ禍で延期となっている間にステージ3～4でリンパへの転移を伴う大腸がんが発覚(関連記事)。2021年2月に14時間に及ぶ大手術を受け、2021年4月から1年遅れで幕を開ける同ツアーへの参加を目指していましたが、「術後は完璧な状態に戻らず大切なコンサートで迷惑をかけられないので断念しました」と出演を辞退していたといいます。

　その後はツアー途中参加を目指してリハビリに励んでいましたが、同投稿で5月に再手術を受けていたことを告白した桑野さん。2度の手術で体へのダメージが蓄積し、「全国ツアーも残りわずかになり焦りまくり」と途中参加すら危ぶまれるも、「ずっと応援してくれていた鈴木雅之リーダーが俺の気持ちを汲んでくれてワンコーナーだけでもステージに戻ってきてやってみないか、と言ってくれました」と鈴木さんのはからいで短時間だけステージに立つことになりました。

　桑野さんは、「長い間トランペットも吹いてないし歌も唄ってないしリハーサルもやってない状況で果たして出来るかな？」と不安を抱える中でステージに上がったそうですが、「自分でも驚いた！　身体が覚えていたんだよ」と満足いくパフォーマンスができたもよう。「正直もうステージに立てないと思っていたからさ」と夢にまで見たステージ復帰に喜びをつづっており、「とにかく焦らず、先ずは3年後の寛解に向け療養しながら一歩一歩進んで生きまっせ！」と明るい未来に向けた言葉も残していました。

　同投稿には多くの祝福コメントが寄せられており、桑野さんは9日のブログで「皆さんからのたくさんのお祝い＆応援の言葉ありがとうございました」と感謝のメッセージ。あらためて復帰ステージを振り返り、「この1年間地獄のような苦しみを味わって来た自分に 七夕のお祝いとして天国の気分を味合わせてもらえました」と感無量の思いを明かした他、「鈴木雅之リーダーを始め皆んなのサポートがあり実現できた」と大切な仲間たちにも心からの感謝を伝えています。