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伊藤潤二『首吊り気球』が期間限定無料公開 東京の空に現れ話題をさらった気球アートを受け

伊藤潤二の世界へようこそ……。

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 東京・代々木公園で7月16日、“巨大な人間の顔”を模した気球が出現し、Twitterのトレンドを席巻する中、これを目にした多くの人が想起した伊藤潤二さんの恐怖漫画『首吊り気球』が3日間の期間限定で無料公開されることになりました。なんというスピード感。

ふとっぱらな無料公開

 この気球は、東京五輪・パラリンピック関連のアート作品「まさゆめ」で、現代アートチーム「目[me´]」が企画したもの。気球として浮遊する顔は20メートル超の大きさとみられ、公募で選ばれたという実在の人物がモデルになっています。


masayume, 目[me´], 2019-21, Tokyo Tokyo FESTIVAL Special 13 撮影:津島岳央/TSUSHIMA Takahiro

masayume, 目[me´], 2019-21, Tokyo Tokyo FESTIVAL Special 13 撮影:金田幸三/KANEDA Kozo

 その異形さから、ネットでは、「完全に伊藤潤二の首吊り気球」「伊藤潤二さんの『首吊り気球』が現代アート認定されたのすか?」(原文ママ)など、伊藤さんの『首吊り気球』を連想する人が多数。同作は、アイドルタレントが首を吊った状態で発見された後、宙に浮かぶ彼女の顔をした巨大な生首が目撃され始め、日本中を巻き込んでいく絶望的な展開が特徴の作品。奇怪な内容が記憶に刻み込まれる一作です。

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 この反響に、無料マンガサイト「ソノラマ+」では同作の7月18日までの無料公開を決定。同作を声優が朗読したムービーコミックもYouTubeで公開されています。

 一方、歌手の西川貴教さんは7月16日朝のツイートで、同じ気球を「朝起きたら代々木公園に女型の巨人いるんですけど……」「こ……怖い……」と報告。“女型の巨人”と表現したことから、リプライ欄には、「進撃の……」「立体機動装置付けました?」「駆逐しましょう」など漫画『進撃の巨人』を連想した反応も多く見られました。

朝起きたらこの景色

五月アメボシ

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